edamameのテレビブログ

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祝・桃太郎入学式&ちょっとだけ昨日のプリウスの話「カムカムエヴリバディ」#72


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 常連っぽい若い男性客(本郷奏多さん)は、ひなた(川栄李奈さん)に「あんたでいいや。焼いて。回転焼き。新しいの焼いて。」とぶっきらぼうに言った。ひなたが少し困っていると状況を察したのか「この焼けたのでいいよ。」と一個だけ購入。ひなたがお釣りを渡すと、男は「引き算は出来るんだ。」と馬鹿にしたように言って去って行った。ひなたは態度の悪い客にイライラ。

 桃太郎(野﨑春さん)の小学校入学式の日。ジャケットに蝶ネクタイの桃太郎、着物姿のるい(深津絵里さん)、スーツを着た錠一郎(オダギリジョーさん)を玄関先でひなたが写真を撮っていると、それに気付いた森岡(おいでやす小田さん)がひなたも入ってと、家族写真を撮ってくれた。

 ある日の朝、錠一郎たちは「おしん」を見ている。おしんと桃太郎は同い年。家が貧しくて奉公に出されたおしんを見て、錠一郎は「貧しくても桃太郎は奉公に出さんとこな。」と冗談か本気か分からない感じで言う。るいはそこまで貧しくないと冷静だ。でも、「おしん」ほどではないが、大月家はそんなに暮らしは楽ではなかった。

 学校でお弁当を食べながら、ひなたは経済的に進学は無理だと一恵(三浦透子さん)と小夜子(新川優愛さん)に話す。といっても、就職するイメージも出来ない。すると、小夜子から回転焼き屋を手伝うのはどうかとアドバイスされ、おばさんも喜ぶと一恵にも言われる。

 帰宅したひなたはさっそく回転焼きを焼いてみようかなとるいに話す。るいの指導のもと、初めての回転焼き作りに挑戦するも、カスを取らずに生地を入れようとしたり、生地を多く入れたりして、失敗してしまう。るいに18年一度も手伝わなかったのに気まぐれに焼こうとしても上手にできるわけない、と言われたひなたは「これからどないして生きていこう。」と、泣いて家を飛び出した。

 ひなたは向かったのは映画村。「黍の丞」の顔出しパネルに顔を入れると、「ミス条映コンテスト」のポスターが目に飛び込んできた。賞金は50万円、優勝者は映画に出られるというものだった。「見つけたかも。」とひなたはつぶやいた。

 城田優さんのナレーション。 

 ひなたは目標を見つけた、かもしれません。

 Hinata had found what she wanted to be・・・ or so she thought. 今週はこれでおしまい。

 不機嫌な客の正体は分からないまま。客なのに店番のひなたをけなすだけけなして、感じ悪かったなあ。この人、るいにはどういう態度で接していたのだろう、と気になってしまう。るいに対しては満面の笑顔だったりして。次の展開が楽しみ。

 入学式の日の家族写真のシーンはじーんとしてしまった。るいの幸せそうな表情にこちらもうれしくなる。ごくありふれた光景だが、これは「カムカム」をずっと見て来た人にしか出てこない感情かもしれない。るいにもこういう幸せな子供時代があったらどんなに良かったかと。自身の入学式の日の最悪な想い出が、ひなたと桃太郎の入学式に上書きされているといいなと思いながら見ていた。

 それから気になっているのが「おしん」。この先も登場するのかなあ。最初は懐かしいと思ったけれど、「おしん」にさほど思い入れがない世代としては、連日の放送にちょっと飽きてきた。朝ドラオタクではない錠一郎を見たいと思う。

 さて、来週はひなたのミスコンチャレンジウィークになるのかな。父親はデビュー寸前までいったトランペッター。そのDNAをフルに活かして、人生を切り拓いて欲しいなあ。

 そういえば、昨日、ひなたが電車に乗っているシーンにプリウスが映り込んでいたというインターネットニュースを読んだ。1983年はまだプリウスは発売されていないから時代に合っていないということらしい。ドラマに出てくるテレビ番組や歌謡曲時代考証をきちんとやっているはずなので、この件は制作側は悔しいだろうなあと思う。私は全く分からなかったけれど、気が付いた人は興ざめしちゃったのかもしれない。現代に近づけば近づくほど時代考証って難しそうだ。

 でも、この時代を舞台にしたドラマってとても新鮮で楽しいので、これにめげないで欲しいなあと思っている。

 最後にるい自身の小学校入学式の日のブログのリンクを貼っておきます。たぶんるいの人生で一番つらい日なんじゃないかな。

edamametime.hatenablog.com