edamameのテレビブログ

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「おいしゅうなれ」と淹れるコーヒー&コンサート直前の緊張感「カムカムエヴリバディ」#108


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 喫茶店「ディッパーマウスブルース」のカウンターで「おいしゅうなれ。」と言いながら、るい(深津絵里さん)がコーヒーを淹れている。錠一郎(オダギリジョーさん)はピアノを弾いている。二人とも白髪交じり。トーストにあんこが添えられている。

 お店の電話が鳴った。電話をかけてきたのは関空にいるひなた(川栄李奈さん)。海外から日本に帰って来たらしい。「今回は長かったなあ。どっち帰んの?東京?京都?」とるいが聞くと、ひなたは「京都。」と答えた。タクシーに乗ると言い、ひなたは電話を切った。

 「朝ドラの時間やで。」とるいが言う。錠一郎がテレビをつけると、カムカムエヴリバディのオープニングが流れる。

 映画「サムライベースボール」が2004年1月に日米同時公開される。映画村でひなたはモモケンのトークショーの抽選会の賞品を準備していた。ひなたは明日から有給休暇。忙しい時期に休むことを榊原(平埜生成さん)に謝ると、榊原はこちらこそずっと休みなしだったひなたに申し訳ないと言った。

 通りがかったジョージ(ハリー杉山さん)にひなたは声をかけた。アニー(森山良子さん)は今は東京にいて、今夜は京都に戻り、明日は大阪だという。また、アニーは今回の来日が最後だと言っているらしい。ひなたはジョージに、もし良かったらと、何かを渡している。

 クリスマスフェスティバル当日の早朝。トミー(早乙女太一さん)と錠一郎とるいは、開店前のディッパーマウスブルースに寄った。慎一(前野朋哉さん)によると、フェスティバルは出演希望が殺到したので、昼前から終演までお客さんが自由に出入りできるように変更し、スポンサーもついたという。るいはかなり緊張しており、錠一郎にボイトレをしたいからピアノを弾いて、とお願いしている。

 アニーがジョージのいる部屋に戻ってきた。ジョージはアニーに、ひなたからもらったクリスマスジャズフェスティバルのチケット2枚を見せた。いい機会だから岡山へ行こうと誘うジョージに、アニーは岡山には行かないし、もう二度と日本には来ないと返事をした。

 フェスティバル会場の設営が進んでいる。会場に着いたひなたに桃太郎(青木柚さん)は、るいが緊張してじっと座っていると報告。ひなたは一子から預かった道具でお茶を用意しようとしたが、るいはお酒のほうがいいと言った。

 そこへ和子(濱田マリさん)がやってきた。久しぶりの再会に抱き合うるいと和子。錠一郎がるいに内緒で、和子を招待していたのだった。平助が体調を崩したので、今はクリーニング店をたたんで里に帰っているという。平助は遠出が難しいため来られないが、今日のことは喜んでいると言う。それを聞いてるいは泣いてしまうが、和子はるいが泣くことを見込んでおり、すぐにハンカチを出した。

 続いてやってきたのは車いすに乗った木暮(近藤芳正さん)。錠一郎は木暮の顔を見るなり泣き出してしまう。木暮は「元気そうやなあ。」と錠一郎に声をかける。木暮も泣いている。

 とある建物に到着したアニーとジョージは「ようこそ。」と声をかけられ、どこかへ案内されていった。

 フェスティバル会場のテーブル席で話が盛り上がっているのは、健一(世良公則さん)と勇(目黒祐樹さん)。勇は「ジャズは野球じゃ。」と独特な持論を展開。そこへ木暮と和子が合流する。

 控室のラジオをひなたがつけた。桃太郎は「サムライベースボール」の前売り券を1枚欲しいとひなたに言う。「彼女と行ったら」というひなたに、「いてへんわ。お姉ちゃんに言われたくない。」と答える桃太郎。

 磯村(浜村淳さん)のラジオ番組には「サムライベースボール」のキャスティングディレクターのアニーヒラカワがゲストに呼ばれていた。磯村はアニーを「1925年にシアトルで生まれた日系アメリカ人」と紹介した。錠一郎とるいは集中しており、ラジオは聞こえていない様子。今日はこれでおしまい。

 今日はびっくりなことが目白押し。まず、オープニングのシーンにびっくり。いきさつはさっぱり分からないけれど、るいと錠一郎は喫茶店「ディッパーマウスブルース」を経営し、ひなたは海外で仕事をして京都と東京に拠点がある、ということは理解した。見始めた朝ドラが「カムカムエヴリバディ」なので、これは2021年か2022年なのかなあ。

 とりあえず、るいも錠一郎もひなたも幸せそうでよかった。それにしても、るいはやっぱりおしゃれさんだな。シニアで髪を伸ばして編み込みしているってなかなか。そして、おでこ全開だけど傷はないように見える。

 久しぶりの和子さんと木暮さん登場もよかったなあ。和子を招待したのは錠一郎で、木暮を連れてきたのはトミー。なんだか愛があふれている。るいと錠一郎がうれしいのはもちろん、和子や木暮も招待してもらって幸せだろうなあ。 

 そして最後の最後で衝撃だったのは、ラジオで紹介されたアニーの経歴。「アニー=安子説」はほぼ間違いないと思っていたのに、オフィシャルにシアトル生まれの日系アメリカ人と言ってしまったか・・・。でも生まれた年は安子と一緒だし、日本での辛い日々を思い出したくないと経歴詐称することも可能性としては十分あるかな、と「アニー=安子説」を保持したいと思っている。

 でも、ドキドキしてきた。アニーは一切自分の身バレをせずにアメリカに帰りたいのに、そこに踏み込んでしまってもいいものか。口ではそう言っていても、本当はるいにものすごく会いたいと思っているのか。

 明日がアニーが安子かどうか分かるXデーかなあ。ひなたはアニーのどの言葉で自分の祖母だと確信するのだろう。あんこの話?ジャズの話?ラジオ講座?それとも故郷の岡山?

 こんなに予想して、アニー≠安子だったらがっかりしちゃいそう。私のなかでは、アニー=安子8割、アニー≠安子2割の気持ちで明日の放送は見ようと思う。フェスティバルの成功を祈りながら。