edamameのテレビブログ

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母を思い出すラジオ英語講座「カムカムエヴリバディ」#68


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 英語を話せるようになりたいというひなた(新津ちせさん)にるい(深津絵里さん)はラジオの英語講座を聴くことを提案した。放送は朝6時45分から、月曜日から土曜日まで。「朝から勉強やなんて。そんな殺生な。」とひなたは嫌がる。

 翌朝、錠一郎(オダギリジョーさん)はひなたを起こす。なかなか起きようとしないひなたに、錠一郎は手作りの出席カードを見せる。「お父ちゃんにはかなわんわ。」とひなたは起き上がり、居間でラジオ講座を聴き始めた。

 ひなたはラジオから流れてくる英語がさっぱり分からない。講師の"How are you today?"という問いかけに、錠一郎は自然と"I 'm good. Thank you, and you?"と答える。英語が話せる父にひなたは少し驚く。ひなたは15分講座を聴き、クタクタに疲れてしまうが、錠一郎が出席カードにパンダのはんこを押してあげると元気を取り戻す。

 居間で時代劇を見終わったひなたに、るいは書店で買ってきた英語会話のテキストを渡した。記名をしようとするひなたに「お母ちゃんが書いたげる。」と、るいは筆記体でHinataと書いた。かっこいい筆記体を見て、ひなたは喜ぶ。るいは幼い頃に安子(上白石萌音さん)とラジオ講座を聴いていたことを思い出していた。

 ひなたはラジオ講座を真剣に聞いていたので、学校でつい居眠りをし、先生に注意されてしまう。吉之丞(石坂大志さん)にもからかわれる。

 ある日、ひなたは部屋で英語の勉強をしながら、映画村で会った少年(幸本澄樹さん)と楽しくおしゃべりをする妄想をしていた。

 すると、回転焼き屋に小夜子(竹野谷咲さん)がその少年と一緒にやってきた。偶然天神さんで会い、少年が美味しい和菓子が食べたいと言うので連れて来たと言う。少年の名前はビリー。ひなたはビリーとの再会に目を輝かせる。

 そして、城田優さんのナレーション。

 ひなたが英語を勉強したいと言い出したわけをるいはようやく理解しました。

 Rui finally understood why Hinata was eager to learn English. 今日はこれでおしまい。

 るいはひなたに自分の姿を重ねていた。安子と一緒にカムカム英語を勉強していた日々を思い出するいの表情は柔らかかった。母に捨てられたと思い、母を憎んできた人生。母となり、今のるいには母に対して別の感情が生まれているようだった。

 もしるいが今でも母を心から憎んでいるのであれば、母を真っ先に思い出すラジオの英語講座を娘には勧めないと思う。修復するなら今が絶好のチャンス。安子は一体どこで何をしているのだろう。「カムカムエヴリバディ」は100年のファミリーストーリーだというのに、安子とるいの物語は途中から完全に分断されている。

 小学生ひなたのビリーへの初恋は正直なところどうでもよいのだが、ビリーが安子とつながっている人物だったらいいのになあと淡く期待している。ビリーの上品なたたずまいはロバートになんとなく似ている気もするし。ビリーがひなたに見せる親戚とのセピア色の写真に安子が写っている、っていうぐらいがいいんだけどなあ。どうかなあ。

 さて、予告によると、今週のどこかでひなた役が川栄李奈さんになる。元気いっぱいのひなたが見納めになると思うと寂しいなあ。Xデーは何曜日かな。