edamameのテレビブログ

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老いも若きもキャンディーズ「カムカムエヴリバディ」#69


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 ひなた(新津ちせさん)は寝る前も熱心に英語を勉強し、ビリー(幸本澄樹さん)と会話をしている妄想をしている。

 ビリーがアメリカから来たことを知ったひなたは、「アメリカってどこにあるん?」と錠一郎(オダギリジョーさん)に聞く。錠一郎が地球儀でアメリカを探すのに手間取っていると、るい(深津絵里さん)はサッとアメリカを指した。アメリカはるいにとって母・安子(上白石萌音さん)がいる場所であり、錠一郎にとってトランペットを吹いてみたかった場所である。

  土曜日の朝。英語会話を聞き終わると、錠一郎が出席カードにパンダのハンコを押した。パンダが一列に並んでいる。一週間、ひなたは早朝のラジオ講座を聞き続けることが出来たのだった。

 小学校の掃除の時間に、ひなたと一恵(清水美怜さん)と小夜子(竹野谷咲さん)は百恵ちゃんの歌を歌っている。吉之丞(石坂大志さん)は一恵のことを百恵の100分の一とからかうが、ひなたは思わず笑ってしまう。

 週末は楽しいことがいっぱい。「8時だョ!全員集合」、「サザエさん」、「母を訪ねて三千里」を見て、「ガラスの仮面」を読む。日中は男子と一緒にザリガニ釣り。ひなたの週末はあっという間に過ぎていった。

 月曜日の朝は早起きが出来ず、ひなたは英語会話を聞くことは出来なかった。そしてそのまま英語学習から遠ざかってしまう。

 「ノストラダムスの大予言」を見たひなたは、地球が1999年に滅亡するなら学校へ行く必要がないと思うが、るいに一喝され、逃げるように学校へ行った。

 学校帰り、ひなたはキャンディーズの「春一番」をノリノリで歌いながら家に向かう。帰宅すると、るいと錠一郎は健診に行っていて不在だった。そこへビリーがひとりでやって来た。英語で話しかけられて、何も答えられないひなた。英語会話で勉強したフレーズがすぐに出てこなくてもどかしい。ビリーは「Good bye.」と言って、去ってしまった。今日はこれでおしまい。

 なんだか今日は昭和50年代が盛りだくさんだった。ドラマというより懐かし映像特集だ。印象的だったのは、キャンディーズの「春一番」を小学生のひなたも、シニア世代の清子(松原智恵子さん)も歌っていたこと。娯楽が限られていた昭和ならではの光景だと思う。令和の時代に老若男女が口ずさめる曲があるか考えてみたが、思い浮かばなかった。

 みんな同じような暮らしをして、みんな同じテレビ番組を見る。それはそれで楽しそうだ。景気も良くて未来も明るい。心配事といえば、それこそノストラダムスの大予言ぐらいだったのかもしれない。

 さて、私がストーリーで一番気になっているのは、ビリーが本当にアメリカに帰ってしまうのかということ。映画村でのひなたとの出会いは運命的だなと思っていたので、「えーっ、そうだったの?」と驚くような展開を期待している。残念ながら今のところその気配はゼロ。ビリーは安子の遠い親戚だった、という案、ダメかなあ。