全6話の「婚活探偵」が終わった。最終回、面白かった。実は4話目から、向井理さん演じる黒崎がいたたまれなくなってきて見ていなかったのだが、やっぱり最終回は見よう、いや最終回を見るなら全話見ようと録画をまとめて全部見た。
私の願っていたとおりの結末だった。幸せは実は近くにあった、という私の好きな「青い鳥」パターン。最初の頃から黒崎の誠実さを一番分かっている城戸(成海璃子さん)と結婚したらいいのになあと思っていたので、最終回に大満足である。
でも、途中まではどうなることかとヒヤヒヤしながら見ていた。
人間的にもすばらしい御曹司から城戸を奪うのは後味が悪い。いくら黒崎の幸せを願っているとはいっても、元カノの事故死から立ち直った御曹司がやっとつかんだ幸せを横取りしちゃダメだ。
それなのに、黒崎は所長(マキタスポーツさん)に焚きつけられて思いだけ伝えたいって・・・それはあまりに独りよがりではないか。そんなことをしたって城戸を困らせるだけだろう。そして、もし城戸が黒崎が好きだったらどうするつもりなのだろう。このドラマ、一体どこに着地するんだろう、と本当に心配になった。
そんな私の心配をよそに、黒崎はウエディングドレス試着中の城戸にカーテン越しに想いを伝えている、と思っていたら、そこにいたのは城戸ではなく、行きつけのバーで働く梓紗(橋本マナミさん)。
驚いたことに、御曹司と結婚するのは梓紗で、城戸は梓紗の妹だった。姉のことが心配で、敏腕探偵の黒崎に御曹司の調査を依頼していたという。
そうきたか。そうだったのか。幸せな結末に安堵した。
これで「婚活探偵」が見納めになってしまうのはとても寂しい。黒崎と八神(前田旺志郎さん)のコンビも楽しかったし、所長の手綱さばきはさすがだと思った。この3人の探偵ものの続編があったらいいのになあ。「猫カフェ探偵」とか「育休探偵」とか、いかがでしょう・・・
「婚活探偵」の過去のブログもよかったらどうぞ。
