edamameのテレビブログ

テレビ番組の感想を思いつくまま書いてます ゆるりとした時間のおともに

るいちゃん誕生!「カムカムエヴリバディ」#16


スポンサードリンク

 稔(松村北斗さん)の出征の日が近づいてきた。稔は英語の辞書を安子(上白石萌音さん)に預ける。「稔さん、どうかご無事で。」と涙を浮かべて安子は言う。稔は「泣くな。きっと帰ってくる。」と言い、安子を抱きしめる。

 稔が出征してから2か月後、安子は妊娠していることに気づく。稔に続いて、勇も出征することが決まり、岡山に帰って来た。家族で食事中、美都里(YOUさん)はラジオでB29が攻撃をしているニュースが流れると、稔が無事か不安になり泣き出してしまう。

 そして、安子は女の子を無事出産。稔が置いていった命名の紙を開くと、そこにはひらがなで「るい」と書いてあった。珍奇な名前だと千吉(段田安則さん)は言う。安子はルイアームストロングのルイに由来するとすぐに気が付くが、口にはしない。勇は野球の塁だと思っている。

 その後、勇は出征した。ラジオから日本が攻撃されていると放送されると、美都里は「鬼畜米英!」と何度も言い、ラジオを叩いて怒りをぶつけていた。

 そしてエンディング。子守歌を歌ってるいを寝かしつける安子。

 決して誰にも聞かれてはいけない子守唄を、安子は毎夜るいに歌ってやりました。

 Even though it was forbidden, Yasuko sang the song to Rui every single night. 

 予告で安子に赤ちゃんが生まれるのは分かっていたけれど、まさか月曜日にそのシーンが出てくるとは思わなかった。今週はまだまだいろんなことが起こりそうだ。

 戦争で先が見えない、みんなが不安を感じながら生きているときに生まれたるい。るいの存在は安子や美都里の生きる力になっていると思う。赤ちゃんのお世話はとても大変だけれど、そのいそがしさで不安な気持ちがまぎれたに違いない。

 私が今日一番好きだったシーンは安子が英語の子守歌を歌っているときのるい。るいちゃんは手をパタパタと動かしていた。本当に動きがかわいい。赤ちゃんってこういう動きするなあと懐かしくなった。演技じゃなくて自然な動きなのだろう。この子が幸せに暮らせる世の中になりますように、と心から願う。

 先週は鬼の形相で意地悪全開だった美都里のことは1ミリも好きになれなかったけれど、今日は美都里の気持ちがよく分かる。息子が2人とも出征するのは不安で胸が張り裂けそうだと思う。戦争が始まった頃は学生は出征しなくてもよかったということは、今は戦況が悪くなっていることを意味するし、そのなかで戦わなければいけないというのは命の危険が増すということ。

 「お国のため」というパワーワードと自分の子が命の危険にさらされる不安。この時代を生きた人たちのメンタルはどのようなものだったのだろう。どうか美都里にとってもるいが心の支えとなりますよう。