edamameのテレビブログ

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これは奇跡だ☆「カムカムエヴリバディ」#15


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 千吉(段田安則さん)は稔(松村北斗さん)を岡山駅まで迎えに来ていた。祝言の相手のところに行くと急かす千吉。着いたのは神社。そして、そこにはお参りをしている安子がいた。

 千吉は稔と銀行の頭取の娘との縁談は取りやめにし、稔と安子の結婚を許したのだった。二人を置いて千吉は神社を出ると、稔は安子に「僕と結婚してください。」と言い、安子は「はい。」と泣きながら返事をする。稔はさっと白いハンカチを出し、安子の涙を拭う。そこへ勇(村上虹郎さん)がやって来て、二人を祝福する。

 雉真の家では美都里(YOUさん)がすねて背中を向けている。稔の結婚は嫌な美都里だが、稔が心残りのまま戦地に行くのはもっと嫌と言い、姑からもらったかんざしを安子に渡す。

 次に稔と安子は橘の家に行き、結婚の許しをもらう。金太(甲本雅裕さん)は「稔君、安子をよろしゅうお願いします。」と頭を下げる。杵太郎(大和田伸也さん)の喪が明けないうちの結婚だが、「きっとおじいちゃんも喜びおる。」とひさ(鷲尾真知子さん)は言う。小しず(西田尚美さん)は「えかったなあ。」と涙を流す。

 祝言は忌中ということもあり、簡素に行われた。 結婚後、安子は雉真の家で嫁としてテキパキ働いている。ある日、安子は家のことはせずに稔と出かけて良いと言われ、思い出の店でコーヒーを飲む。マスターの定一(世良公則さん)から「子供は作ってから行けよ。」と言われ、二人はコーヒーを吹いてしまう。

 二人は神社に立ち寄り、稔は「子供授かるとええな。」と言う。稔は早く戦争が終わり自由な暮らしが出来ること、自分の子には日なたの道を歩いて欲しいと願っている。稔はもう子供の名前を決めているという。男でも女でも外国でも通用する名前だというが、名前は「秘密じゃ。生まれてからのお楽しみじゃ。」と言って安子には教えない。

 安子と稔が一緒に暮らせたのはほんのひと月たらずでした。

 短いけれど幸せな日々でした。

 Yasuko and Minoru lived together for less than a month.

 It was a short but blissful time. 

 今週はこれでおしまい。

 雉真繊維は稔と頭取の娘の結婚を条件に銀行から融資を優遇してもらっているので、まさか二人が結婚できるとは思っていなかった。稔が千吉に確認していたが、私も同じ気持ちだった。これは奇跡。本当にうれしかった。

 美都里は安子をいびりたくて仕方ないけれど、安子の家事には非がないし、意地悪を言うと千吉に注意されるし、イライラしていそう。でも安子はいい意味で鈍感力があるし、実家は和菓子屋で要領がよさそうだから、うまく乗り越えられるような気がする。女中のタミ(西川かの子さん)が褒めるのなら大丈夫。

 それにしても喫茶店のマスターの「子どもは作ってから行けよ。」にはびっくりした。現在は結婚=子供を作るではないので、この発言は完全にNGだけれど、戦時中は全然違う感覚なんだろうなあ。確かに独りぼっちで息子の帰りを待つマスターは寂しそうだった。でも妊娠していたり、小さい子を抱えたりして、戦火から逃げるなんて想像しただけで大変そう。この頃は空襲がなく、物はなくても平和だったということか。

 最後に城田優さんが言った「It was a short but blissful time.」の「blissful」という単語は「至福の」とか「この上なく幸せな」という意味だそうだ。「happy」よりも幸せ度が高い言葉らしい。あまりに今日のストーリーが出来過ぎているので、来週がとても不安になる。

 さっき公式HPの人物相関図を見たら、安子と稔が夫婦になっていた。アップデートしてくれていてうれしい。でも次週予告はあんまり・・・来週は1943-1945。またつらい一週間になりそうだ。