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安子、究極の選択を迫られる「カムカムエヴリバディ」#36


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 勇(村上虹郎さん)は安子(上白石萌音さん)にプロポーズ。「進駐軍との試合に勝てたら兄さん(稔・松村北斗さん)も認めてくれると思って戦った。これからは自分が安子とるい(古川凛さん)を守りたい。」と力強く言う。

 でも、数日間、安子は勇にプロポーズの返事をしていなかった。算太(濱田岳さん)はたちばな再開の目処が立ってきた。信用金庫に行くときは背広を着たほうがいいと、千吉(段田安則さん)は自分の若い頃着ていた背広を算太にくれるという。

 安子ときぬ(小野花梨さん)は道で立ち話。今まで再婚せずに雉真の家にいたことが不自然だったと言うきぬ。そこへたまたまロバート(村雨辰剛さん)がやって来た。察しのよいきぬは、安子がロバートのことが好きだとすぐに分かり、おはぎは自分が売っておくから、自分がどうしたいのかはっきりさせないといけないと安子に耳打ちした。

 算太は信用金庫に行く支度をしている。支度を手伝う雪衣(岡田結実さん)に「店を始める家が手に入ったらそこで一緒に暮らしてくれんか。」と言う。

 ロバートと安子は喫茶店で話をしている。安子はロバートに亡くなった家族の話、たちばなの再建の話をした。そして、おはぎをいろんな国の人に食べてもらいたい、そしてその姿をるいに見せたいと言う。

 ロバートは安子の作るおはぎが美味しいのはおまじないだけではなく、バックグラウンドとるいへの愛の味だと分かった、と安子に伝える。そして、ロバートは「You are an amazing woman.(あなたは素晴らしい女性だ。)」と言い、道端で買ったお花を安子にそっと渡した。思いがけないプレゼントに目がトロンとしてしまう安子。

 ロバートと別れて歩いていると、勇とばったり会う。勇はロバートのことを「誰?」と聞いてきた。安子はロバートとは恋愛関係ではないことを必死に伝えるが、しどろもどろ。勇は「そうか。分かった。」と言ってその場を去って行った。

 その夜、勇は夕食の時間になっても帰らなかった。居酒屋で酒を浴びるように飲んでいた。店には英語のラジオが流れている。虫の居所が悪く酔っぱらった勇は「ラジオを消せえ!」と店内で暴れてしまう。

 その夜、安子は千吉にたちばなの再建の見通しが立ったので、この家を出たいと申し出た。千吉は了承するが、安子が家を出るならるいとは一緒に暮らせないと言う。

 そして話はるいのおでこの傷にも及ぶ。傷は目立たないように治す方法があるが、それにはお金がかなりかかる。安子の貯めたお金ではとても足りない。雉真の子として生きていくのがるいにとって一番いいと千吉は言う。今日はこれでおしまい。

 今日は「そりゃあないよ、安子」の連発だった。

 まず、勇からのプロポーズを何日も保留にしていること。同じ家に住んでいるのだから、勇にとって気まずいことこの上ない。保留って「ごめんなさい」よりも残酷だ。 

 それから今までは何でも相談していたきぬちゃんにロバートの話を一切していなかったこと。カムカム英語が最終回だっていう話もするぐらいなんだから、ロバートの話をしないのが不思議。もうちょっと早い段階できぬにロバートの話をしていたら、違う展開になっていたんじゃないかなあ。

 そして大トリは、安子は雉真の家を一時的な住まいだと思っていたこと。長男の嫁として雉真の家に戻って来たんじゃなかったの?お金が貯まったら「お世話になりました」って言って出ていくつもりだったとは。大阪から戻ってきたときは、大変だな、安子がんばれ、と思っていたのに。千吉さん、もっと怒っていいよ。安子がこんな恩知らずだったなんて。

 勇が安子にプロポーズをした以上、安子には勇と再婚しないで雉真の家に住み続けるという選択肢はない。るいと一緒にいたいなら勇と再婚。家を出たいならるいとの生活はあきらめる。さあ、どうする安子。

 もうすぐ安子編が終わるので、このままだと安子が嫌なヤツの印象で終了してしまう。最後はよかったね、と安子に思えるようなストーリーにしてほしいけれど、ここまで来たら難しいかもしれないなあ。稔と一緒だったときの安子はかわいらしかったなあ。稔も空から、安子変わったなって思っているかもしれない。