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子供たち、おめでとう!「二月の勝者」第10話


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 年が明け、2月の受験本番まであと1ヵ月となった。黒木(柳楽優弥さん)は先生たちにまもなく始まる1月受験についても、子供たちが前受けや練習という気持ちではなく全力で受けるように指示を出した。

 1月受験が始まった。桂(瀧内公美さん)と佐倉(井上真央さん)は自分のクラスの子が受験する学校の入り口で受験生を待っていた。そこへオメガクラス担任の橘(池田鉄幹さん)もやって来る。オメガの子は誰も受験しない学校。そこにやって来たのは王羅(横山歩さん)。塾内でトラブルがあり、途中から個別指導塾に転塾した子だ。

 その頃、黒木がいたのは難関の海王中。急きょ受験が決まった島津順(羽村仁成さん)を激励していた。力試しができると思うと手が震えると言う順の手を黒木は優しく包み込む。 

 順の海王中の合格を皮切りに、桜花ゼミナールの塾生は次々に合格を勝ち取っていった。

 そして1月31日。橘、桂、佐倉は子供たちに明日の受験に向けて精一杯の応援をしていた。明日に備えて、先生たちも早めに帰宅する。忘れ物を取りに塾に戻った佐倉は、真っ暗な部屋で震えている黒木を見つける。黒木は毎年この日になると不安になるという。佐倉は黒木のように真剣に子供たちに向き合っているのかと自問していた。

 あっという間に2月受験が終わった。

 開成中の受験は、海斗(伊藤駿太さん)は残念だったが、順は合格。あまりのうれしさに黒木は別室に移動し「よっしゃー!」と大声を出した。

 桜花ゼミナールの子供たちの快進撃は続いていた。花恋(田中絆菜さん)は桜蔭中、樹里(野澤しおりさん)とまるみ(玉野るなさん)は二葉中、匠(山城琉飛さん)海堂中、海斗は東央中、理衣沙(渡邉心結さん)は泰知中、佑星(佐野祐徠さん)は園学院中、紫(市川ぼたんさん)はカトレア女子中、勇人(守永伊吹さん)は武蔵境大学附属中にそれぞれ合格した。

 後日、桜花ゼミナールではお疲れさま会が開催された。みんな受験のプレッシャーから解放されてとても楽しそう。順は黒木に開成中に進学せずに、都立大石山中に進学することを報告する。それを聞いて黒木は「君は最高の男です。おめでとう。」と言って、順と握手をした。

 スターフィッシュでもお疲れさま会が開催されていた。灰谷(加藤シゲアキさん)はお祝いのケーキを買って黒木とともに参加する。灰谷はスターフィッシュの子たちは学びの喜びを黒木に教えているのではないかと話す。黒木は、「受験を通して、学ぶことの喜びや己に勝つ尊さを知ったものが未来を切り拓いていく本当の勝者である」と言った。

 希望者が殺到し、入塾説明会で大忙しの桜花ゼミナール。でもそこに佐倉はいなかった。中学校の先生に戻ったのだ。黒木は大勢の保護者の前で話をしている。新しい年度が始まった。

 あ~、ついに終わってしまった。ハッピーエンドでよかった。1時間でよく収まったなあと思うほど濃い最終回。順と父親との関係はどうなったのか、開成と都立中併願&両方合格ってかなりレアだなとか、佐倉はいつから退職を考えていたのかなど、気になるところはあるけれど、楽しく見終わったのでよしとしよう。

 黒木先生、本当に子供想いの素晴らしい先生だと思った。海王中と開成中で順たちを待っていたのが校舎に近い場所だったので、他の塾の先生よりも早い時間から待っていたんだなあと思うと胸が熱くなる。

 最終回が終わって寂しい気持ちでいっぱい。「未来へ」と「沈丁花」をYouTubeで見て元気出そう。