受験本番まであと３ヶ月となり、具体的な受験スケジュールを決める時期になった。
オメガクラスの上杉海斗(伊藤駿太さん)は開成中を受験したいとずっと思っていた。海斗にはルトワックに通う優秀な双子の弟・陸斗がいる。海斗は勇気をふりしぼって、母・麻沙子(馬渕英里何さん)にそれを伝えると、母は運動神経の良い海斗にはスポーツをやってほしい、勉強で苦労させたくないと言う。海斗は今まで母が自分たちの向き不向きを決めつけて、それに従ってやってきたけれど、桜花に通い始めて自分のための受験をしたいと思うようになったと訴える。
一方、Ｒクラスの今川理衣沙(渡邉心結さん)は合格する可能性が低い難関校ばかりを志望している。保護者面談で受験校を再検討して欲しいと佐倉(井上真央さん)は紹子(春日井静奈さん)に伝えるが、娘は後伸びするタイプだと信じており、実際に家で吉祥寺女子の過去問を解かせたら合格者平均点を上回ったと解答用紙を見せる。
佐倉は黒木(柳楽優弥さん)に相談する。解答用紙には試行錯誤の跡が見られず、黒木は理衣沙が答えをカンニングしたと推測した。解答を覚えていて、それを書いたということらしい。佐倉はカンニングの事実を紹子に告げることなく、問題を解決しようと理衣沙に合いそうな学校を探す。そこの過去問を理衣沙に解かせたところ、見事合格点を取る。自分の実力で合格点が取れて、理衣沙はうれしそう。
海斗は開成の受験を母に認めてもらえた。黒木は海斗に「ではがんばりましょう。全力で応援します。」と言う。また、理衣沙は佐倉に修正した受験スケジュールを見せた。そこには佐倉が過去問を解かせた学校が書かれていた。
大晦日。黒木は先生方を帰宅させ、ひとりで仕事をしていた。いつの間にか寝てしまった黒木はまぶしい朝日で目が覚める。今回はこれでおしまい。
いつの間にか大晦日になってしまった。そしてなんと来週は最終回。3カ月で1年間のドラマを放送するのだから、そんなものだろうと思うけれど、やっぱり早いなあ。
海斗はやっと自分の思いを母親に伝えることができて本当によかった。母としては子供たちのためと思って、陸斗は勉強、海斗はスポーツと決めていたのだろう。そこに悪意は全くないが、悪意がないというのがむしろ厄介だ。親はどうしても兄弟がいると比較してしまいがちだが、それは全くナンセンス。私ももしかしたら無意識に子供の向き不向きを決めつけていることがあるかもしれない。気を付けよう。
それから理衣沙の記憶力のよさはすごいと思った。この記憶力に自信が加われば、きっといい学校に合格できるだろう。でも、吉祥寺女子合格を確信しているお母さん、心配だなあ。でもふつうに考えれば、難関校の過去問の合格平均点に届く子はＲクラスにいるはずはないんだけどね。最終回でこの親子も描いてくれるかなあ。ドキドキする。
今回のエンディング、黒木先生が新年を塾で迎えるシーン。いつもの黒木先生と雰囲気が違ってハッとしてしまった。柳楽優弥さんの魅力全開。もしよかったらTVerでチェックしてみてください。
それから「二月の勝者」の曲が本当に私好みでうれしい。NEWSの「未来へ」も、DISH//の「沈丁花」も名曲。どちらもYouTubeで見られるので、こちらもぜひ。
