edamameのテレビブログ

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優しい10円玉「サムライカアサン」第3話


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 たけし(大西風雅さん)は親に内緒でハンバーガーショップでアルバイトを始めた。それを知った母のよい子(城島茂さん)は居ても立っても居られず、バイト先に行ってしまう。笑顔で接客するたけしをうれしそうに見るよい子。そして毎日のようにバイト先に通い、商品だけでなくスマイルもオーダーして、たけしに嫌がられていた。

 たけしはなぜバイトを始めたのだろう。急に不安になったよい子はたけしを問い詰める。なかなか話してくれないたけしだったが、漫才師になるための学校の授業料を稼ぐためだということが分かる。

 まだたけしが小さかった頃、よい子の父親が家に来て、よい子に金を無心していた。よい子の父親は毒親で、酒やギャンプルのお金を娘にせがんでいたのだった。お金がもらえず機嫌の悪いよい子の父親にたけしは10円をあげようとするが、そのお金をよい子の父親は遠くに投げて帰ってしまう。

 やっとその10円を見つけたたけしは、台所で泣いているよい子に10円をあげるという。大事なお金だからもらえないというよい子に「それなら預かって。困ったら使ってもいいよ。」というたけし。よい子は「ありがとう」と受け取る。

 それ以来、よい子はたけしにお金のことは心配かけないようにしてきた。だからよい子はたけしに「もうたけしからお金をもらっているから学費は心配しないで」と言う。よい子は昔たけしからもらった10円を引き出しから出して見せ、「何年も利子ついて、もう学校行けるぐらいなっている」と伝えた。学費を稼がなくてよくなったたけしだが、バイト代は一人暮らしをするために貯めることになった。

 半分コントのようなドラマなのに今回も泣いてしまった。たけしがくれた10円をずっと大事に持っていたよい子。その10円でよい子は救われたんだなあ。たけしに助けてもらったよい子が、今度はたけしを助ける番。

 それにしても、あんなに明るいよい子の父親が毒親だったとは。よい子の笑顔の裏側にこんな一面があったのかと思うとつらい。今の家庭では幸せのままでありますように。だんなさんも息子も優しいから大丈夫かな。

 いつの間にか城島茂さんが女装してお母さん役をやっているということを忘れていることに気が付いた。最初は城島くんがお母さん役のドラマってどんな感じなんだろうと見始めたのに、もうたけしのお母さんはたけしのお母さんにしか見えなくなっている。これって私だけかな?