11月1日はHYの仲宗根泉さんの誕生日。名曲「366日」の歌詞から、トークテーマは「恐いくらい覚えているもの」。
アンタッチャブルの柴田英嗣さんの恐いくらい覚えているものは「中山秀征の業界用語」。そこで、ゲストの中山秀征さんと柴田さんのダブルヒデちゃんズがMCとなり、業界用語クイズが始まった。二人は茶色のサングラスとプロデューサー巻き(肩にニットをかけて前で袖を結ぶ着方)でギョーカイ人の雰囲気を出す。
まず最初は例題。
例題「くりびつてんぎょいたおどろ」→「びっくり仰天驚いた」
見取り図の盛山さんが正解。話し言葉ではリズムを考慮し「くりびつてんぎょ"の"いたおどろ」になる。ひでちゃんによると、もともと業界用語はジャズマンの隠語だそうだ。ギャラの話をする場合、数字(1,2,3・・・)は音階(c,d,e・・・)に言い換えており、例えば1万のことをツェー万と言うそうだ。
そして問題。
1「ポロサツのキーノススー行こうか」→「札幌のすすきの行こうか」
矢田亜希子さんが正解。矢田さんのことをひでちゃんは「がにさす(さすがに)」とほめる。
2「これエルモミーゴでしょ?」→「これ燃えるゴミでしょ?」
平野ノラさんが正解。ちなみに燃えないゴミは「ナイモエミーゴ」
3「俺Everyweekが一番好き」→「俺シュウマイが一番好き」
麒麟の川島明さんが正解。everyweekは毎週、毎週をひっくり返してシュウマイだそうだ。餃子はザギョー。チャーハンをハンチャーと言ったら、半分のチャーハンが出て来たとか。
4「今日ブランデーする?」→「今日デートする?」
見取り図リリーさんが正解。ランデブーをひっくり返した言葉。ひでちゃんはあまり使ったことがないらしい。
5「ワーカのトリホでズンタッタ」→「川のほとりでたたずんだ」
ロングコートダディ兎さんが正解。リズムの話から、銀座はザギンと言うが、渋谷をブヤシとは言わないのはリズムがよくないからだという話も出て来た。また、六本木をギロッポンと言うのは鼠先輩で、ひでちゃんは六本木をアーホンギと言うそうだ。前述のとおり、数字の6は音階でA(アー)だから。
6「トリビクちょうだい」→「しょうゆちょうだい」
誤答が続いてやっと兎さんが正解。トリビク→ビクトリー→ゆーしょう(優勝)→しょうゆ。
問題は以上。優勝したのは兎さん。席に美味しそうなザギンのシースーが届いた。しょうゆがなかったので、兎さんはお決まりのように「トリビクちょうだい」と言うが、用意されておらず、スタッフはバタバタ。兎さんはしょうゆなしで軍艦を1貫食べ大絶賛するも、ひでちゃんに「メーダー(=ダメ)だね」と言われてしまう。最後に「ライツね(=つらいね)」とフォローも入って、クイズコーナーは終了した。
なかなか見ごたえがあって面白かった。今まで業界用語はチャラい感じがしてあんまり好きではなかったが、意外と知的で奥深い。また「ダメだね」と言われるよりも「メーダーだね」のほうがふんわりしていて受け入れやすいと思った。長音(のばしぼう)が入ると言葉が柔らかくなるのかもしれない。
こういうただ楽しいだけのテレビ番組が大好き。