edamameのテレビブログ

テレビ番組の感想を思いつくまま書いてます ゆるりとした時間のおともに

そんなぁ・・・初回オンエアの日に「ブラッシュアップライフ」第6話


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 人生3周目の麻美(安藤サクラさん)は、ドラマ「ブラッシュアップライフ」のプロデューサーとして奮闘している。同級生でメイク担当のごんちゃん(野呂佳代さん)とランチ。ひょんなことからごんちゃんが既婚者だったことを初めて知り、驚く。

 同級生・福ちゃん(染谷将太さん)から連絡があったので、麻美はカフェでお茶をする。福ちゃんは夢を追って音楽を続けているが、離婚し、彼女が出来たと近況を話す。そして、麻美にチョイ役でもいいからドラマに出たいと売り込む。

 週末、なっち(夏帆さん)とみーぽん(木南晴夏さん)が麻美の家に泊まりに来た。福ちゃんの曲をみんなで鑑賞するが、あまりのダサさにドン引き。

 さて、当初の企画とは全く異なってしまった「ブラッシュアップライフ」の撮影は進んでいる。そんなとき、出演者から撮影に行かれないと連絡が入った。麻美は背格好が似ている福ちゃんを撮影に呼ぶ。主演・臼田あさ美さん(本人役)とのシーンは、福ちゃんを後ろ姿のアングルで撮影し、トラブルを解決。

 ついにドラマ「ブラッシュアップライフ」の初回放送日がやって来た。麻美はなっちとみーぽんと一緒にリアルタイムで見ようと家路を急ぐ。スマホを見ながら信号待ちをしていると、暴走した大きなトラックが・・・。

 麻美は死んでしまった。死後案内所の受付係(バカリズムさん)に自分がプロデュースしたドラマを見たいと交渉するが、けんもほろろ。そして次の生命は北海道のムラサキウニと知らされ、人生をやり直すことを決意する。

 麻美の4周目の人生が始まった。今回も保育園の先生の不倫を阻止したいが、今までのやり方はしんどい。麻美は先生に直談判し、ミッションクリア。そして、小学生になった麻美は休み時間も遊ばず勉強に励む。その代わり、なっちやみーぽんと距離ができてしまった。今回はこれでおしまい。

 ああ、3周目の人生も終わってしまったか。自分の初プロデュースドラマも見られないのは本当に心残りだと思う。そして今度はムラサキウニだなんて。高級食材だけどそれは人間の目線だけの話であって、オオアリクイやサバより動きが制限されるし、100%人間に食べられてしまうから、私も嫌かもしれない。3周目の麻美は人助けもしたし、大きな仕事の成果も出したのになあ。来世のいきものの基準って一体何なのだろう。

 たぶん人生が変わるたびに麻美の収入は増えているはず。そして忙しさにかまけず、冤罪や不倫から知り合いを守っている。それなのに来世のいきものは、ほ乳類→魚類→棘皮(きょくひ)動物で、人間からどんどん遠ざかっているように見える。人生の回を重ねるたびに、より多くの徳を積むことを意識しているのに本当に不思議な現象だ。

 さて、今回私が一番印象に残ったのは最初の麻美とごんちゃんのシーン。ごんちゃんが結婚していることを麻美が初めて知ったときの会話。

麻美「(結婚したって)ふつう言っちゃわない?言っちゃわないまでも、なんかにじみ出るもんじゃないの?」

ごんちゃん「なにが?」

麻美「幸せ。」

ごんちゃん「え?出てなかった?」

麻美「ちょっとこっちには伝わってこなかったかな。」

 ここで面白いなと思ったのは2つ。ひとつめは「独身者が抱く結婚のイメージ」と「現実」のギャップ。独身のときは「結婚=バラ色でキラキラ」を想像するけれど、結婚しても日常はさほど変わらない。二人が久しぶりに再会したとき、ごんちゃんは金髪でタトゥーがあって、タバコを吸っていた。そのときがまさに新婚だったというのは、麻美にはさぞかし衝撃だっただろう。

 もうひとつは、29歳というデリケートな年齢で、業界が一緒でランチを何回もしている幼なじみが結婚していることを知らなかった麻美の心境。そういえば、人生1周目の公務員時代のランチタイムは恋バナは一切なかったのに、2周目で偶然見かけた同僚は恋バナで楽しそうに話していたこともあった。麻美は恋愛に興味がないと同僚に思われていたんだろうなあ。今回も、どこかのタイミングでごんちゃんに「彼氏いる?」とか「この業界だと夜遅くて結婚難しいよね。」みたいな会話をしていたら、そのときに既婚者であることは分かったはず。なぜあんなに気を遣える麻美が恋バナだとこんなに違うのだろう・・・。

 来週の予告では謎の女(水川あさみさん)がしゃべっていた。勉強に振り切った麻美の4周目人生、早く見たいなあ。