edamameのテレビブログ

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まるで再現ドラマ「シッコウ!!~犬と私と執行官~」第8話


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 カフェで女子大生の杏奈(幸澤沙良さん)が高校生に勉強を教えている。近くの席では司法試験を間近に控えた栗橋(中島健人さん)が友人から分厚い法律の本をもらっていた。

 執行官室は栗橋がいないので散らかっている。今回執行するのは19歳の女子学生。家には犬がいるので、小原(織田裕二さん)はひかり(伊藤沙莉さん)に同行を依頼した。そして、法律を学びたいと言ったひかりに小原は廊下でプレゼントを渡した。帰宅して箱を開けると、なかには文庫本の「老子」と「こども六法」が入っていた。

 ひかりは栗橋とアパートの大家さん(宮崎美子さん)と立ち話。栗橋は法科大学院に通っていないので、予備試験に合格しないと司法試験を受けられないと話す。予備試験は3つあり、それを順番に受け、すべて合格したら翌年司法試験が受けられるという仕組みだという。

 小原たちは債務者・白河杏奈の家を訪れる。対応した杏奈の母(筒井真理子さん)は娘の借金に心当たりがない。するとそこに杏奈が帰宅。杏奈は逃げようとするも、母親が協力し執行は無事終了。ひかりは犬担当として同行したが、犬は少し前に亡くなっていた。

 保護犬カフェで、ひかりは上野原(板谷由夏さん)が保護犬ホテルを開こうとしていると聞いた。由比(ファーストサマーウイカさん)と上野原は一緒に犬を保護してから、すっかり打ち解けている。

 大学で、杏奈は先輩に30万円を返してほしいと詰め寄っていた。ところが先輩は投資にはリスクがあると言って返済に応じない。友人は杏奈にその先輩は詐欺師であることと個人融資のアプリを教えた。杏奈がそこに書き込みをするとすぐに反応が返ってきた。

 オフィスでひかりが栗橋からのコーヒーの差し入れを渡していると、びしょびしょの小原が戻ってきた。不在だと思って執行先に鍵を開けて入ったら、女性からシャワーをかけられてしまったという。

 自分の部屋で杏奈は個人融資のサイトをチェックしている。いかがわしいコメントが多い中、誠実そうな返信をしている人に連絡。指定された場所に行くと電話がかかってきて、大人の関係を要求されてしまう。動揺している杏奈にたまたま通りがかったひかりが声をかけた。杏奈を助けたいひかりは保護犬カフェのショップカードを渡すが、余計なお世話と言われてしまう。

 ひかりは栗橋の部屋を訪れ、杏奈を救う方法を教えてもらう。ところが、その後栗橋は倒れ、ひかりが膝枕をしているような状態に。そのタイミングで小原が差し入れの鯛焼きを持って来た。二人の関係に驚く小原だったが、それは誤解で、栗橋は試験直前で発熱しただけだと知る。

 杏奈は融資をしてくれる男の言われるまま学生証とマイナンバーカードを用意した。すると男はそれらを手に持って下着姿で写真を送れと要求。葛藤しながらも応じようとすると母が帰宅。杏奈は我に返り、部屋で泣き崩れた。

 保護犬カフェに来た杏奈はひかりに借金をすることになった経緯を話した。母子家庭で裕福でないが理系の大学に進んだこと、バイト代は教材費に消えてしまうこと、そんなときに先輩から投資の話を聞かされ、消費者クレジットで30万円を借りたこと、その投資は詐欺でお金が戻ってこなかったこと。

 杏奈はひかりを連れて帰宅し、母親にすべてを話した。そして、母と一緒に消費者クレジットで謝罪をし、警察署で詐欺の被害を話した。大学の先輩は逮捕された。さらに杏奈は例の個人融資をする男と待ち合わせ。杏奈が男から「誰にでも融資している」と言うワードを引き出したところでひかりが登場。それは法律違反だと言うと、小原も現れて、個人間融資という犯罪だと補足した。

 試験が終わった栗橋を執行官たちが労う。その席でひかりは「いつか執行官になりたいです。」と宣言した。周囲が驚いたところで今回はおしまい。

 今回は、たまにニュースで見る事件の再現ドラマみたいだった。杏奈の周囲にはろくな人間がいなくて腹立たしかった。詐欺師の男は言語道断、個人融資アプリを教える友達にも嫌悪感があったし、いい人のふりをした融資男は最悪だった。でも後半で、駆け足ながらも悪人どもが成敗されていて、スッキリ。

 ひかりが一人で個人融資男に立ち向かっているときに現れた小原は、さながら刑事だった。やっぱりかっこいい。織田裕二さんは刑事が似合う。

 はやいもので次が最終回。やっぱり最後のセリフは小原の「ケースクローズド」かしらん。