edamameのテレビブログ

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執行先は個人病院「シッコウ!!~犬と私と執行官~」第5話


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 ひかり(伊藤沙莉さん)が保護犬を散歩させていると、以前勤めていたペットサロンの社長・上野原(板谷由夏さん)とバッタリ会う。今は犬とトリマーのマッチングアプリの会社の経営していると言い、ひかりは一緒に働こうと名刺を渡される。

 小原(織田裕二さん)が保護犬カフェにやって来た。ひかりに動産執行の手伝いを依頼するためだった。ひかりは小原が依頼のたびにカフェに来るので、SNSの連絡先を交換した。

 そして執行当日。今回の債務者は医療器具の代金が未払いの大きな病院。執行官たちは3階の院長自宅に向かった。ひかりは飼われている小型犬を抱っこする。今回行われるのは競り売り。差し押さえ物品をなるべく高い金額で売り、それを債権者に渡すことで返済に充てられる。最初の品物は絵画。10万円から始まり、値段がどんどん上がって、最終的に21万1千円になった。

 するとそこに車いすに乗った院長(竜雷太さん)とその家族がやって来た。絵画を売りたくない院長は、器具などにお金を使い過ぎだと長男(松本実さん)に文句を言い、家族喧嘩が始まる。小原は競りを継続。院長に頼まれて競りに参加した男性を退場させた。その後は物品が次々と落札され、執行終了。

 小型犬・マリンの腰の状態が気になったひかりは、診てもらったほういいとアドバイスをして院長の長女で医者の利恵(野波麻帆さん)に犬を返した。

 執行が終わり、執行官たちはいつもの喫茶店で食事をしている。そこで、ひかりがペット業界で働くことが決まったと言う話を聞き、小原は寂しそう。

 利恵は母と動物病院でマリンの診察を待っていた。するとここでも母と娘の喧嘩が勃発。院長の代で病院をたためばよかったとこぼす母に、医学部に行けない兄の代わりに人生を犠牲にしたと娘は怒りをぶつけていた。

 ひかりの部屋に夏奈(駒井蓮さん)が遊びに来ていた。動物病院で働く夏奈はマリンが椎間板ヘルニアだったと話す。すると隣に住む栗橋(中島健人さん)の部屋から騒ぎ声が聞こえてきた。

 夏奈が怒鳴り込みに行くとそこいたのは執行官たち。流れで彼らと一緒に飲むことになったひかりは、執行官たちの仕事に対する熱い思いに触れる。

 動産執行が終わった病院に今度は建物の明け渡しの申し立てが来ていた。明け渡しは簡単にできないと主張する院長に小原は2か月後に明け渡すよう伝え、公示書を部屋の壁に貼った。小原が帰ると、家族はまた喧嘩を始めた。

 明け渡しが近くなっても変わらず診察を続ける病院に、小原はひかりとともに訪れて説得を試みる。しかし、ひかりが口をはさんだことで院長が怒ってしまい、説得は失敗に終わる。

 そして明け渡し当日。鍵を開けて中に入るとそこにはもう誰もいなかった。執行官殿と書かれた封筒が残されていた。なかには院長から小原への感謝の手紙がしたためられれいた。それを読んで、小原は涙を流す。執行官は恨まれることはあっても感謝なんてされたことがなかったと。

 ひかりは上野原に電話をし、スカウトを断った。ひかりに断られて怒っている社長のところに執行官・日野(勝村政信さん)が現れる。

 ひかりが犬を連れて動物病院に行くと、そこには利恵がいた。利恵はひかりに嫌々病院を継いだわけじゃないこと、自分も母親も新しい勤務先が決まったことをうれしそうに話した。

 保護犬カフェで栗橋が飲み物を飲んでいる。そこに長窪(笠松将さん)がやって来た。長窪はひかりに「頼む、付き合ってほしい。」と頭を下げ、ひかりの手を引っ張って外に出た。店長(ファーストサマーウイカさん)は「青春じゃん!」と言い、栗橋は「なんだよそれ。」と怒った。今回はこれでおしまい。

 地域医療を支える病院にも執行の手は伸びる。それは仕方のないことなのかもしれないけれど、その病院を利用していた患者さんは大変だと思った。遠くの病院に通わなければならなかったり、新しい先生と一から関係性を築かなければいけなかったり、患者さんの年齢が高齢であればあるほどしんどいだろう。

 だから、こんなふうになる前に骨董品を売却するとか、医療機器の支払いを分割払いにするとか、高額な医療機器はそもそも買わないとか、やりようはあったんじゃないかなあ、なんて思うが、それが出来たら執行官の出番はないわけで・・・。

 今回は夏奈の名言がなくてちょっと物足りない回となってしまった。でも、いつも強気な夏奈が実は動物病院のご令嬢で獣医との結婚というプレッシャーを抱えているということを知ったので、次回以降新たな展開があるかもと期待している。

 それにしても、ケンティーはずっとこんな感じなのかなあ。セクシーサンキュー寄りのケンティーがそろそろ見たくなってきたぞ。