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「金スマ」中居くん&トニセンの本音サシ飲みを見て


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 今回の「金スマ」はMCの中居正広さんがスタジオを出て、お酒や料理を楽しみながらゲストと語り合う企画である。ゲストはトニセンこと坂本昌行さん、長野博さん、井ノ原快彦さんの3人。場所は、水たきが名物の創業90余年の老舗料亭・つきじ治作

 画面の右手前に中居くん、そのとなりが長野くん、中居くんの向かいにイノッチ、イノッチのとなりに坂本さんが座る。中居くんと長野くんは同い年で、坂本さんは中居くんより1歳年上で、イノッチは中居くんより4歳年下。事務所入所は、早い順に長野くん(1986年4月)→中居くん(1987年3月)→坂本さん(1988年1月)→イノッチ(1988年10月)。

 まずはイノッチの社長就任話から。イノッチは2022年11月にジャニーズアイランドの社長になった。Jr.200人の名前は覚えていて、Jr.とのグループLINEがあるという。マネジメント業務は大変だが、トニセンの活動がガス抜きになっているかもしれないとイノッチは話す。

 続いてトニセンの結婚話。イノッチは2007年9月に結婚、子どもは一男一女。奥様に「申し訳ございません。」が口癖。坂本さんは2021年12月30日に宝塚雪組トップスターと結婚。結婚生活は楽しいし、奥様のアドバイスを聞いて仕事をしたら賞をいただいたこともあると言う。そして、長野くんは2016年11月に結婚、子どもは一男一女。長野くんの子どもの写真に「可愛いじゃん」と笑顔の中居くん。

 そして「結婚はアンチな感じ?」と自然な流れで長野くんが中居くんの結婚観を聞き出した。中居くんは結婚は刑務所だと思っていて、「結婚しようとかも奥さんに対して愛がないからダメでしょ、こういう人間は。」と話す。ずっと居られるのがしち面倒くさいそうだ。もし結婚するなら別居、しかも同じマンションではダメで、自分が東京、奥さんが川崎ならギリギリOK。ご飯は作ってもらいたいから夕方来て作ってもらって、俺が帰ってくるまでに帰って欲しいと言うと、トニセンの3人は苦笑い。

 そのあとはトニセン3人の過去映像を懐かしく見るコーナー。最後の映像は1998年放送の「うたばん」。今週の目玉として登場したのがトニセン。中居くんが並べられたV6のシングルジャケットを見て、カミセンのほうが目立っていると発言。確かにトニセンはカミセンよりも小さかったり、後ろだったり。裏表紙に至ってはカミセンのみ。

 キスマイで言うと舞祭組の方だったんだね、と中居くんが言うと、イノッチが撮影時は分からなかったと当時のエピソードを笑いを交えて話す。(小さくされても)消されなかったのは優しさだ、と長野くん。

 トークのトーンが少し変わり、中居くんが再び歌って踊ることはあるかという話になる。中居くんは「振り付けは覚えられるが、見せられるところまで持って行くのはやっぱり大変だと思うわ。」と話す。学芸会をやるわけじゃないから無理だと。

 中居くんはV6解散ライブ(2021年11月1日)のDVDを見たそうだ。V6のDVDを見たのが初めてだった中居くんは、トーク中に坂本さんが他のメンバーがしゃべているときに手を下のほうに置いていることが不思議だと話した。実際の映像でも他の5人は常にマイクは顔のそばに持ってきているが、坂本さんだけ下にあった。

 マイクが下にあると話し始めるまでの間(ま)が出来て、タイミングがずれる可能性があるので、中居くんはこの状況が信じられないと言う。坂本さんは中居くんの話を聞いて「良くないことなんだね」と反応。するとイノッチは、坂本さんのマイクを持ち上げる間を楽しんでいて、トークが成立していたとフォロー。MCが得意でないリーダー・坂本さんの代わりにイノッチがMCを引き受けた経緯も飛び出す。でも、マイクを下げるのがOKなのは坂本さんが特別であって、後輩が同じことをしていたら言う、とイノッチは付け加えることも忘れない。

 中居くんはV6解散の日に名前入りの靴をプレゼントしていて、3人が今回それを履いてきた。三宅健さんが事務所を退所するとき、中居くんはイノッチに「労いはちゃんとしようね」と連絡をしていた。中居くんは辞めていく後輩や仲間へ労いをすることで、第二の人生を気にかけている存在(=中居くん)がいるというメッセージを伝えている。

 2020年3月に中居くんがジャニーズ事務所を退所するとき、東山紀之さんの家の近くで中居くんのお別れ会が開催された。タクシー代が5000円かかったと文句を言う中居くんだったが、そのときにイノッチと国分太一さんからもらったボールペンはいつもテーブルに置いているという。中居くんが後輩で飲みに行くのはイノッチと太一くんだけらしい。

 J-FRIENDSというイノッチの言葉を皮切りに、過去のライブ共演の話が始まる。J-FRIENDSは、1997年に阪神淡路大震災へのチャリティー活動の一環で結成したTOKIO、V6、KinKi Kidsの期間限定のスペシャルユニット。SMAPが入っていないので、中居くんが「俺ら入れたくなかったんでしょ」と言うと、カウントダウンも含め、そんなことないとトニセンは否定。イノッチは当時はSMAPの楽屋行くのも大変だったというエピソードを付け加えた。

 飲み会も終盤となり、話題は将来について。トニセンは今年全国ツアーを開催し、25年ぶりにアルバムを発売。V6の解散が決まったとき、本人たちがトニセンをどうするかを決めていないタイミングで、事務所からトニセンとして活動するとリリースされた。それで話し合いの場が持たれ、イノッチが「低空飛行で落ちてもそんなに痛くない程度のスピードと高さでゆっくり行こう」と言い、今もそうやっている。

 一方、イノッチに将来を聞かれた中居くんは何もやりたいことがないと答えた。家族がいるわけでもないし、グループがあるわけでもないし、事務所に所属しているタレントもいないと。

 中居くんは話題を変えて、三宅健さんが滝沢秀明さんの事務所に移籍した話を聞く。トニセンも直前まで知らなかったが、イノッチはタッキーと会ったら話せるし、三宅くんとも連絡は取ると言う。中居くんは「自分だけ良ければいいって思わないでいたいね。自分の人生さえよければなんて思っているとエンターテインメントってどっかで濁ってしまうのかな。」と話す。イノッチが「あっちも良くてこっちも良くてそっちも良くて、みたいな」とまとめようとすると、中居くんは「っていうわけいかないよ。」となぜかバッサリ。

 最後に中居くんはトニセンに「一緒に頑張りましょう、頑張ってみましょう、頑張ってみませんか。」と言い、坂本さんの「昔はがんばりましょうだったけどね」の名言が飛び出して、飲み会はお開きとなった。

 同世代としてこの飲み会はとても興味深かった。なかでも番組MCの中居くんにトニセンがいろんな質問をしていたのが良かった。中居くんのあまりのストイックさに、ちょっと肩の力を抜いたら楽になるのにと思うが、楽になることを中居くんが望んでいないのだろう。本人が見せたくないならダンスや歌は封印してかまわないが、いつまでも元気で、日本のエンタメにいてほしいなあ。

 そして、トニセンの良さを再認識した。20代の頃からすでにお兄さん的な立場だったけれど、彼らがアラフィフになったことで、落ちついた物腰に年齢がやっと追いついたという感じ。年を重ねるごとに魅力が増していきそう。そんなアイドルって今までいなかったかも。今さらながら、ラジオや曲を聴いてみようかな。

 番組の内容が濃くて、とても長いブログになりました。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。なお、本文では、中居くん、イノッチ、長野くん、坂本さんと統一感なく書いていますが、これは私のふだんの呼びかたです。ご了承くださいませ。