edamameのテレビブログ

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支払いたくないホントの理由「シッコウ!!~犬と私と執行官~」第2話


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 勤めていたペットサロンが夜逃げをし、失業した吉野ひかり(伊藤沙莉さん)。執行官・小原(織田裕二さん)に東京地方裁判所南目黒支部に連れて行かれ、執行補助者を打診される。ひかりはあまり乗り気ではなかったが、発煙筒を投げ犬をひるませて執行した人のエピソードを聞き、犬を守るため執行補助者になることを決意。

 今回の執行相手は人気EXTuberのハットこと轟木(細田善彦さん)。訴えたのは元相方のブケショ(内野謙太さん)。判決は370万円の支払い。

 小原とひかりが轟木の家に行くと、リードのない大型犬がいた。ひかりが犬をなでている間に小原は玄関に向かうが、轟木は不在。

 ある日、ひかりは由比(ファーストサマーウイカさん)が経営する保護犬カフェで、自分の職場を説明する。由比は「おじさまパラダイスじゃん!」とうれしそうだが、親友・三戸(駒井蓮さん)は「社畜を抜け出したと思ったら、そんなジェンダーバイアス満載のクソ公務員の構成員になるなんて。」と口が悪い。

 差し押さえ期日。施錠された鍵を開け、部屋に入る執行官たち。債務者・轟木は不在だが、ドラムや絵画に差し押さえのシールをペタペタ貼っていく。執行官たちが帰ろうとすると、突如轟木が現れ、生配信「裁判所の人勝手に俺んち入ってくる」を始めた。

 3週間後、ふたたび一行は轟木の家を訪れるが、轟木は小原とひかりだけを部屋に入れる。態度の悪い轟木は金額が不明な瓶に入った小銭を出したと思えば、挙句に23時55分に来るようにと言う。その時間に来れば執行できると思った小原はそれを了承。

 約束の時間に執行官たちが行くと、轟木は3日後の23時55分に来てほしいと言う。ひかりはお金があるのになかなか支払おうとしない轟木を不思議がる。

 そして約束の日。轟木は嫌がらせで1万円札をひらひらと投げ、それを小原は受け取った。大量の小銭はひかりと栗橋(中島健人さん)が数えた。1万円は足りないがケースクローズド。1万円札を拾い続けた小原は腰を痛めてしまった。

 ひかりの友人が経営している保護犬カフェにブケショがやって来た。保護犬を飼うことになったブケショにひかりは大きな川沿いの土手を散歩するようにアドバイス

 轟木が2匹の犬を散歩させていると、そこに犬を散歩させているブケショがやって来た。久々に会った二人は犬を話題にして、笑い合う。

 由比がストーカーがいると保護犬カフェに戻ってきた。ひかりが外に出るとそこには小原と栗橋がいた。今回はこれでおしまい。

 執行官という職業は忍耐力と体力が必要だなと思いながら見た。自分の感情をどこかに置いて淡々と仕事をしないとメンタルに来そう。ただ仕事をしているだけなのに、先週は債務者の息子の幸せな日常を奪ったような気分になるし、今週は執行完了のために態度の悪い債務者への怒りを我慢しなければならないし。そう考えるとこの仕事はAIのほうが向いているのかもしれないなあ。

 でも、執行官が人間であることは大いに意味があると思う。今回はひかりが轟木の寂しい気持ちに気づき、元相方と再会できる状況を作り出した。偶然再会したところで、もうコンビは組まないだろうし、おそらく今後も連絡を取り合うようにはならないだろう。でも、あの再会は轟木にとって大きな転機になったに違いない。うれしかったんじゃないかなあ・・・

 さて、今週もひかりの親友からありがたいお言葉を頂戴した。「ジェンダーバイアス満載のクソ公務員」。これは職場の人員構成が一人を除いて50代~60代の男性だというひかりの話を受けて出て来たもの。私もこの世代の人たちは結構ジェンダーバイアスがあると思っているので、よく言ってくれた!とスッキリ。次回もピリッとしたヤツをお願いね。