edamameのテレビブログ

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金網デスマッチと涙の理由「水曜日のダウンタウン」


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 2023年9月6日放送の「水曜日のダウンタウン」。予告でダウンタウンの二人が泣いていたので、何があったのか気になって見た。

 最初の説は「100万円争奪金網デスマッチ」。プレゼンターはケンドーコバヤシさん。100万円を持ったまま高さ5mの金網を昇り、一番早く外に出た一人が賞金獲得できるというゲーム。挑戦者はオードリー・春日俊彰さん、みなみかわさん、あかつさん、チャンス大城さんの4人。ニセ企画で集められた4人がリングに入ると、外側からロックがかかる。すると、リングの上から、現金100万円と鈴が入った透明なボールが落下。ルールが説明され、試合が始まった。

 ところが、ボールを持った人が金網を登っても、誰かがそれを止めるので、勝負が全くつかない。それに気付いた4人は、PK対決をして、勝った人だけが12秒動ける、というルールを決めた。勝者はチャンスさん。ところが登り始めが遅くて、すぐに12秒が過ぎてしまった。

 そして開始から1時間。おにぎりが3つ届く。1個足りないので、相撲で勝負することに。あかつさんと他の3人が相撲を取り、あかつさんが全員に勝ったらおにぎりを3個もらい、一人にでも負けたら他の3人がおにぎりをもらうというルール。あかつさんは3人目の春日さんに負けてしまい、3人がおにぎりを食べている隙に脱出を試みるが失敗する。

 開始から2時間後、ボールとロープが届いた。ドッチボールで対決して、勝った人だけがロープを使うことが出来るという。勝ったのは春日さん。金網のうえのほうにロープを結んでいると、みなみかわさんが100万円を持って金網を登り始めた。あかつさんとチャンスさんが慌てて止める。

 今度はあかつさんがロープを使って脱出をしようとするも、ロープが使えるのは春日さんのみなので断念。

 春日さんとチャンスさんがトイレへ。その間にみなみかわさんがあと少しのところまで金網を登るが、戻って来た春日さんに止められる。

 そして開始から3時間が経過。4人は眠くなってきた。というのも、実はこのデスマッチ開始前日に24時間不眠不休で金田一少年の事件簿を全巻暗記するというニセ企画に参加していたのだった。4人は次のアイテムが支給されるまで寝ようと話し、横になる。3人が寝ている隙に脱出すればいいのだが、なかなか難しい。

 春日さんは3人が寝ているのを確認し、静かに金網を登り始める。すると、チャンスさんとあかつさんが目を覚まして春日さんを捕まえた。

 4時間後、春日さんのロープが回収された。そして新しいアイテム「停電ボタン」が登場。このボタンを押すと照明が消え、15秒間真っ暗になる。ただし、使用できるのは3回まで。アイテムがもらえるのは水1リットル早飲み対決の勝者。勝者はチャンスさん。春日さんは身体が重たくなると思い、あまり飲んでいない。ところが、アイテムの停電ボタンを有効活用できず、勝敗は決まらない。

 そして5時間後、きつねうどん3つが届く。食べる人をぶら下がり対決で決めることになり、それぞれスタンバイし始める。すると、ささっとみなみかわさんが100万円を持って金網を登り始めた。春日さんがすばやく捕まえる。このタイミングで停電ボタンが発動。しかし、15秒後に明るくなったリングは何も変化がなかった。

 仕切り直してぶら下がり対決をすると、チャンスさんがすぐに落下し決着。みんながうどんを食べている間にチャンスさんが停電ボタンを押す。15秒後、チャンスさんはみなみかわさんのうどんを食べていた。チャンスさんが狙っていたのは100万円ではなくうどんだった。

 食後眠くなる4人。最初にチャンスさんとあかつさんは眠ったので、春日さんとみなみかわさんの直接対決と思われたが、ふたりとも寝てしまう。

 するとチャンスさんが目を覚まし、ボールを手に取った。ボールを口にくわえてゆっくり金網を登っていたが、うっかりボールを落としてしまう。それを春日さんが取って登るが、みなみかわさんに止められる。

 開始から6時間が経ち、アイテムが支給された。ジェンガで対決し、負けた人の足に重さ10キロの鉄球が装着される。このとき初めてジェンガをしたあかつさんが負け。

 鉄球は重く、あかつさんの脱出は不可能。実質3人の対決になった。再び睡魔との戦い。みなみかわさんは他の3人が寝ていることを確認し、ボールをくわえ、勢いよく金網を登った。春日さんが気づいて追うが、捕まえることができず、みなみかわさんが100万円獲得。春日さんはよく寝るために直前にグローブを外したので、手が滑ってみなみかわさんを止められなかったのだった。

 次の説には田村淳さんが登場。初回以来の登場に緊張感が漂う。説は「番宣CMでダウンタウンがガッツリ泣いてたらさすがに視聴率爆上がり説」。目薬を使い、泣いている顔を作る。浜ちゃんは自然な演技で一回でクリア。まっちゃんは頬を涙が流れず、目をギュッとする。目薬を多めにした2回目も涙が流れない。やっと3回目でOKとなった。他の出演者も含めての号泣バージョンも撮影する。実際に流れたCMも放送。ふたりが泣いているシーンにしんみりとした音楽が重ねられていた。今回はこれでおしまい。

 番組の思惑どおり、ダウンタウンのふたりが泣いている理由を知りたくて番組を見始めたが、思いがけず「金網デスマッチ」が面白かった。私はあまり格闘技に興味がなく、もし金網デスマッチの様子がCMで流れていたらたぶんこの放送は見ていなかった。だから、涙のシーンの種明かしをされても、一本取られたとは全く思わなかった。名作を見る機会が出来てよかった。

 芸人さんたちの試行錯誤の攻防戦は面白かった。勝者は1人だけなので、自分以外の3人は敵ということになるが、自分以外の人を勝たせないように他の人たちと協力することも必要だし、勝つためには今まで協力してきた人を出し抜かなければならない。なんだか社会の縮図みたい。

 そして、こんな文明社会にいるけれど、つまるところは弱肉強食なんだなという感想にたどり着く。勝ったのは最後まで睡魔に負けずに起きていたみなみかわさん。

 金網デスマッチを見て、私もいざというときに備えて体力をつけたい、とけっこう真面目に考えている。「水ダウ」は本当に深い番組である。