edamameのテレビブログ

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フラガールと5分間の深夜ラジオ「だが、情熱はある」第8話


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 2004年のM-1で準優勝した南海キャンディーズ。山里さんは街で声をかけられるようになったり、実家に知り合いから贈り物がたくさん届いたり。もちろん、それまで冷たかったのに笑顔で話しかける社員には、さらりと嫌味を言うことも忘れない。

 東京での仕事も増える。山里さんはコンビの人気を持続させたいために、しずちゃんの言動を指摘するようになる。

 ライブのネタがウケなくなった。山里さんはそれをしずちゃんのせいだと思い込んでいる。そんな折、しずちゃんに映画「フラガール」のオファーが入った。山里さんはそのオファーを断ってほしいと高山さんに話す。しずちゃんだけが売れ、コンビ格差が広がることが気に入らないのだ。

 忙しさでストレスと疲れがピークになる山里さん。ウケなかったライブでお客さんに向かって「すみませんでした。」と謝ってしまう。

 山里さんは島プロデューサーから今感じている不平不満や怒り、妬みは将来の糧になると言われる。また、高山さんからは「山ちゃんが敵を作っているだけかもしれないよ。」とも。

 一方、コンビ名をオードリーに変えた若林さんと春日さん。2005年、春日さんの自宅・むつみ荘でライブを開催。場所代をかけずにトークライブをやりたい春日さんの提案だ。「天沼パトロール」という自分たちが立ち上げたサイトで集客し、春日さん本人がお客さんを駅から自宅まで案内する。若林さんの祖母や彼女も見に来てくれた。そして、谷ショーさんもゲストで登場。

 ラジオ番組「フリートーカージャック!」のオーディションを受ける若林さん。春日さんは一人でフリートークは無理と言い、オーディションは欠席。オーディションで若林さんは春日さんの面白エピソードを披露する。するとその場にいた男性に「それでいい?人の話するんだね。何でもいいって言ったよ、僕は。」と言われ、若林さんは相方の部屋でやっているトークライブが恥ずかしいこと、お金がないからファミレスに行けず公園で彼女とデートして蚊にたくさん刺されるという話をした。

 人が本気で悔しかったりみじめだったりする話は面白いと、オーディションに合格。深夜3時45分からの5分間、若林さんの声がラジオから流れた。若林さんはそのラジオ放送を録音し、北海道にいる両親へ郵送する。

 すると北海道から両親が帰って来た。姉もやって来て、家族全員が家にそろう。いつもネガティブなことしか言わない父がラジオを面白かったと褒めた。

 むつみ荘でのトークライブ中、若林さんはいつも「ズレ」たことを言う春日さんから何かを思いついた表情を見せる。

 エンディングは2008年M-1の敗者復活戦会場。ステージにいるたくさんの芸人さんが結果発表を待っていた。そのなかに南海キャンディーズもオードリーもいた。King & Princeの「なにもの」が流れ、今回はこれでおしまい。

 山里さんの心は売れる前も売れてからも穏やかではないし、オードリーもまだ売れていないが、ドラマの面白さは加速してきた感じがする。今はすっかり市民権を得たネガティブな感情を吐き出す笑いは、まだ生まれていなかったのかと思うと不思議な気がする。

 今回面白かったのは、しずちゃんへの「フラガール」のオファーを山里さんが断ろうとするシーン。そのシーン自体に笑うところはないのだが、たぶん見ていた人全員が「未来の結婚相手がそこにいるんだから断っちゃダメ」とツッコミを入れているだろうなあと想像して笑ってしまった。

 また一番印象に残ったのは、若林さんのラジオオーディションのシーン。若林さんに自分の話をするように促した人物がなんか気になるなあと思ったら、「オードリーのオールナイトニッポン」を手掛ける藤井青銅さんご本人だった。自分のことを自分の言葉で話すことは、誰かの面白いエピソードを上手に話すよりも面白いって、神髄だなあ。そして、自分のことを自分の言葉で話したラジオ番組をお父さんが面白いと褒めてくれたこともうれしかった。

 来週はオードリーついにブレイクかな~。日曜日が待ち遠しい。