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「有吉クイズ」有吉と蛭子さん2023春を見て


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 2023年5月23日放送の「有吉クイズ」で、有吉弘行さんと蛭子能収さんは久しぶりに再会。今回は現代アートのギャラリーで絵を見たあとに二人で一緒に絵を描くという企画である。

 まず二人は国内最大級のアート複合施設「TERRADA ART COMPEX」の「Contemporary Tokyo」で村上隆さん、ZOEさん、笹田靖人さんの作品を鑑賞する。蛭子さんはきれいな色の作品が好みらしい。また、とても細かい作品を見て「完成させたのがすごい」と言いながら、販売価格を8万円と予想。実際の価格は100倍の880万円で、蛭子さん本人もあまりのハズしっぷりに笑っていた。

 そして二人で絵を描き始める。最初はZOEさんのステッカーを真似したような絵を描いていた蛭子さんだったが、かつての漫画のタッチが蘇ってくる。「もう きついよ」という言葉も書かれる。卵サンドを食べるための休憩タイムをはさみながら、ペンを使い分け、蛭子さんワールド全開の作品が作られていく。

 蛭子さんが描いた絵に有吉さんが色を塗るという流れ。絵を塗る作業はロケのときでは終わらず、有吉さんが自宅などでも行った。蛭子さんから色のアドバイスをもらったり、さらに絵を描き足したりして、ようやく一枚の絵が完成。

 1年前の「有吉クイズ」の企画でお互いの似顔絵を描いたときの映像が流れる。蛭子さんが描いた有吉さんの絵は味わいがあったが、かつての自身の作風とは異なっていた。

 そして完成した絵がスタジオに登場。赤やオレンジの割合が多めの、カラフルな現代アートの作品になっていた。「わたし もうきついいい かれた もうきつい やすむ」という言葉も書き加えられていた。

 この絵を番組スタッフが銀座のシンワオークションに持って行き、見てもらう。副社長は150万円と評価。一方、社長は現状では価値はないとしたが、今後のふたりのアート活動によっては価値を生み出すかもしれないと可能性を付け足した。

 絵が150万円と評価されたことを蛭子さんに伝えると、蛭子さんは売らずに取っておきたいと話した。これで放送はおしまい。

 春の陽だまりのような番組だった。見終わったあと、なんだか優しい気持ちになった。蛭子さんが「有吉クイズ」に出るたびに元気になっていくのを見るのは本当にうれしい。

 もし絵を描くことが蛭子さんと有吉さんの負担にならないのであれば、また違う作品も見てみたいなあ。作品が見たいというよりも、作品が出来るまでの会話とかの過程を見たいのかもしれない。こういう友情、いいよね。