edamameのテレビブログ

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2004年M-1グランプリの明暗「だが、情熱はある」第7話


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 今回の物語もブレイク前のクリーピーナッツから始まる。2015年、音楽を作っているふりをして、ふたりはそれぞれオードリーと山里亮太さんのラジオ番組を聴いていた。

 時は遡って2004年。南海キャンディーズの笑いを大絶賛する高山さんは彼らのマネージャーをしたいと思っている。ところが、会社の決まりで人気芸人にしかマネージャーはつかない。会社に認めてもらうため、南海キャンディーズM-1の決勝に出るという目標を立てた。

 山里さんはネタをライブでやるたびに笑いを綿密に計算し、練習をし、また舞台に立って反応を確かめた。

 しかし、劇場のバトルライブのランク分けで南海キャンディーズの評価は低かった。朽木さんという社員の評価が悪い。高山さんもひどいと思うほど。

 そしてM-1。1回戦がシードの南海キャンディーズは2回戦を突破。高山さんは山里さんの部屋を訪れ、応援していると伝える。山里さんは今までは嫉妬や怒りを原動力にがんばってきたが、最近は応援してくれる人がいることを思い出していると話す。

 南海キャンディーズは3回戦を突破し、準決勝に進んだ。そのタイミングで山里さんは思いを寄せる花鈴さんに告白。そして念願の決勝進出。決勝前日、ふたりは山里さんの家族とすき焼きを食べる。決勝での南海キャンディーズのネタは大成功。優勝は逃したが、見事準優勝。

 さて一方、若林さん。片付けていたテレビを祖母が出したので一緒に見る。たまたま見た番組に感化された若林さんは手帳に未来の予定を書き始めた。予定どおり、春日さんを説教したり、飲食店でアルバイトを始めたり、キャッチポールをしたり・・・。

 ナイスミドルはM-1の1回戦は突破したものの、2回戦は敗退。落ち込む若林さんと相変わらず楽しい春日さん。それでも若林さんは、手帳に書いてあるとおりテレビ出演を果たした。それはアルバイト先がテレビで紹介されたからで、芸人としてではなかった。

 M-1決勝での南海キャンディーズのネタを見て、若林さんは実力の差を感じた。そして若林さんは春日さんに「お前が辞めたいって言ったら辞められるのに。」とつらさをぶちまける。

 2005年のある日、若林さんと春日さんがお寿司屋さんでごちそうになっていると、事務所の社長からコンビ名を変えたらどうかと提案される。候補は「うにいくら」か「オードリー」。今回はこれでおしまい。

 南海キャンディーズ、ついにブレイク。舞台で実績を積まないと賞を取っても仕事がもらえない。そんな吉本興業のシステムにもがきながら、M-1で準決勝。しずちゃんの自由奔放な動きやセリフが、あれほど細かく計算されて作り上げられたものだったとは感慨深い。南海キャンディーズってすごいコンビだなあと改めて実感する。そして、演じる森本慎太郎さんと富田望生さんは演技というより、南海キャンディーズそのもの。

 その南海キャンディーズを見て落ち込む若林さん。「たりないふたり」で数年後にユニットを組むふたりの距離が近づいたんだか遠ざかったんだか。若林さんの売り言葉につられて、お笑いを止めようと春日さんが言っていたら、オードリーはこの世に存在していなかったのかなと思うと、私は当時の春日さんにありがとうと言いたくなった。

 オードリーって本当にいいコンビだ。二人とも若林さんのような性格だったらとっくに解散していただろうし、二人とも春日さんのような感じだったらこんなに売れていなかっただろう。次回はオードリーブレイク回かな。楽しみ楽しみ。