現在放送されているバラエティー番組のなかで、私が一番好きな「スクール革命!」。2022年4月10日の放送は、英会話特集だった。進行はアイクぬわら先生とフワちゃん先生。
海外で通じないカタカナ英語、日本の作品の英訳、英語のヒントを聞いて答える連想ゲームなど、楽しいクイズが続く。ゆめちゃんとゆってぃのミュージカル「シカゴ」の特訓も興味深かった。
そして、最後はお待ちかねのホテルのチェックインカウンターの寸劇。お休み中の八乙女くんの代わりに出演している伊野尾くんは、笑いを取りつつも英語が出来そうな感じだった。ザキヤマさんは小道具のスーツケースでがーまるちょばのマネを披露。それがかなりのクオリティー。以前の「Future two men」を超える笑いはもうないかもと思っていたけれど、まだまだザキヤマさんには可能性があるなあとうれしかった。
そんななかでも私が一番気になったのは、「外国人がイラッとする!? 使用注意の英会話」のパートだった。日本人がうっかり言いがちな英語が紹介された。
1.あなたの名前は?
→ What' s your name? 「あんたの名前何?」と聞こえてしまう。
オススメは Could I ask your name?
2.私は英語が話せません。
→ I can't speak English. 英語しゃべってるのになんで?と思われる。
オススメは Sorry Japanese please.
3.分かりましたか?
→ Do you understand? バカにされているように聞こえるらしい
オススメは Do you know what I mean?
これを見て、日本人に必要な英語教育って、文法よりも英会話なんじゃないかなと思った。
「What's your name?」なんて文法的には正解だから、英語の勉強をし、英会話をかすりもしなかった人はふつうに言いそう。そういえば、少年隊の歌にも「What's your name?」ってあったなあ・・・
「I can't speak English.」はいかにも日本人っぽいと思った。日本人って、「ネイティブや帰国子女みたいに話せること=英語が話せる」と思い込んでいる人が多そう。日本人の謙虚さは海外では意味不明だろうなあ。
「Do you understand?」、これは日本語でもちょっと失礼なんじゃないかなあ。日本語だったら、「分かりましたか?」ではなく、「説明が分かりにくかったかもしれませんが、お分かりいただけましたか。」みたいに説明を加えて言うはず。まあ、そんなまどろっこしい言いまわしより「Do you know what I mean?」のほうがいいのかもしれない。
私は子供の頃、「ウィッキーさんのワンポイント英会話」や「早見優のアメリカンキッズ」が好きだった。英語を勉強するためでなく、ただ楽しいから見ていた。今そういう番組、あるのかなあ。「スクール革命!」で英会話の企画を月1回ぐらいのペースで放送したら、世界に後れをとっている日本人の英語力がアップしそうな気がする。英会話が身につく、というより、英会話に親しみが持てる、英語を話すのは難しくない、という意識改革が出来そう。
「スクール革命!」、その名のとおり学校教育に革命をもたらしてくれたらいいのにな~。なんてね。