edamameのテレビブログ

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道場に五十嵐現る!「カムカムエヴリバディ」#102


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 ひなた(川栄李奈さん)はアメリカの視察団に英語で映画村を案内している。忍者のパフォーマンスや道場での四方斬りを見せると、視察団からは拍手と歓声があがった。ひなたの視察団のアテンドは大成功。

 お疲れさんと榊原(平埜生成さん)はひなたに声をかけた。ひなたは視察団のなかにいたアニー(森山良子さん)のことが気になっていた。榊原によるとアニー・ヒラカワはキャスティングディレクター。これから制作される映画には、日本人が何人か出ることになるので、アニーがその選考に関わるのではないかと榊原は言う。大部屋俳優にも出演のチャンスがありそうだ。

 帰宅したひなたは押し入れにしまってあった風鈴を出した。これはずっと前に五十嵐(本郷奏多さん)が夏祭りのときに買ってくれたものだ。ひなたは「あほやなあ、あんたは。あともうちょっと我慢してたらスターになれたかもしれへんのに。」と風鈴に話しかけていた。

 次の日。映画村の甘味処で、アニーはひとり、おだんごを食べている。ひなたは「May I join you?」と話しかけ、アニーと話し始めた。アニー以外の視察団はロケハンで山に行っているという。黍の丞はお団子が好きなのよね、とアニーはうれしそうに話す。そして、アニーは英語が上手なひなたに勉強法を尋ねた。ひなたはラジオ講座と答え、さらに錠一郎が作ってくれたスタンプカードの話、近所のラジオ体操の話をする。アニーは別れ際、ひなたに英語で「英語の勉強をこれからも続けてください。きっとあなたをどこか思いもよらない場所まで連れて行ってくれます。」と言った。

 ひなたの家に一恵(三浦透子さん)と小夜子(新川優愛さん)と小夜吉(中川聖一朗さん)が遊びに来ている。一恵は自分の両親と同じように結婚式のお菓子を回転焼きにしたいとひなたに頼んでいる。「あとはひなちゃんだけやね。」と言う小夜子を小夜吉が「お嫁さんになるかならへんかは人それぞれなんやさかい。」とたしなめる。部屋の軒先で風鈴が風に揺れていた。

 ハリウッド映画「サムライベースボール」のオーディションの参加者募集が始まった。関西のオーディションは映画村で行われる。ひなたは英語が出来るので、オーディションの手伝いをしている。虚無蔵(松重豊さん)が来て、ひなたのことを八面六臂の活躍とほめる。ひなたは虚無蔵にもオーディションに参加してもらいたいと思っているが、虚無蔵は西洋の映画には関心がなく、老兵は消え去るのみと言う。しかし、この大作が成功すればきっと時代劇は救われるであろうと予見している。

 放送中の朝ドラは「オードリー」。太秦が舞台の作品なので、ひなたも自分を重ねて見ていた。

 ハリウッドのアクション監督が来るので道場を開けておくようにと榊原に言われて、道場に行ったひなた。足音がしたので振りむくと、そこにいたのは茶色のスーツ姿の五十嵐だった。今週はこれでおしまい。

 アニーは上品なおばさまという感じだった。森山良子さんだったのね。私はすぐに分からなかったが、とっても素敵。

 アニーは日本に来たことがない、とひなたに話しているので、それが本当なら「アニー=安子説」は崩れてしまうが、私はまだその仮説をあきらめていない。その根拠は、アニーが他の人が気が付いていない道場の神棚を見ていたこと、黍の丞シリーズを見ていたこと、ひなたの英語学習方法に興味を持っていること。ヒラカワという名前も、ラジオ講座の平川先生からいただいたとすれば納得がいく。タチバナやキジマだと見つかってしまう可能性があるから、あえて違う名前にしたのだろう。

 でもその仮説が正しいとなると、ロバートとはどうなった?ということになり、戦後アメリカに渡った安子の人生は相当ハードだったんじゃないかなと想像してしまう。アニーと安子は同一人物であってほしいような、そうでないような。なんだかよく分からない気分になっている。

 さて、私の安子予想はさておき、今日は最後の最後に五十嵐登場。時代劇スターになる夢、まだ持っていたんだなあと感慨深い。東京在住なら東京でオーディションを受ければよいのにと思ったけれど、やっぱりひなたに会いたかったんじゃないかな。がんばれ、五十嵐。オーディションでいい役を勝ち取って、ひなたと結婚、という出来過ぎたストーリーを実現するのじゃ。

 最終回まであと2週間。登場人物の笑顔がたくさん見られますように。