edamameのテレビブログ

テレビ番組の感想を思いつくまま書いてます ゆるりとした時間のおともに

五十嵐はどこ行ったん?「カムカムエヴリバディ」#91


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 朝ドラ「ひらり」を見ながら、るい(深津絵里さん)と錠一郎(オダギリジョーさん)はトーストと目玉焼きを食べている。ところがテレビの調子がよくない。

 クリスマスシーズンになり、ラジオからは「クリスマス・イブ」が流れている。るいは「あかにし」でテレビを値切って買おうとしていた。

 年が明けて、1月3日。吉之丞(徳永ゆうきさん)がテレビを届けに来てくれた。小夜子(新川優愛さん)も年始のあいさつに来ていて、自主練に出かけようとする桃太郎(青木柚さん)に「今年こそレギュラーとってね。」と声をかけた。

 映画村の休憩室のラジオからは「負けないで」が流れている。榊原(平埜生成さん)からひなた(川栄李奈さん)は映画村の年間来場者数が減っていること、テレビの時代劇は「黍之丞」と「破天荒将軍」だけになったことを聞かされる。時代劇存続の危機だ。ひなたは来場者数を増やすアイディアとして、外国人観光客のツアーを思いつくが、榊原は時期尚早でガイドを雇うコストがネックだと言う。

 ひなたは虚無蔵(松重豊さん)にアドバイスを求めるも「黙って鍛錬せよ。日々鍛錬しいつ来るとも分からぬ機会に備えよ。」と言って去ってしまった。ひなたはさっぱり理解できなかった。

 回転焼きを外国人が買いに来た。るいは流暢な英語で回転焼きを説明している。それを聞いていたひなたはびっくり。るいに外国人ツアーのガイドをやってと頼むが、店があるからと断られる。るいはひなたが途中で止めてしまったラジオ講座を、17年間ずっと聞いているという。

 ひなたは一念発起し、英会話教室へ。受付の女性(なるみさん)の話を聞き、3カ月マンツーマンの英会話を習うことにした。レッスン料は貯めていた結婚資金を切り崩した。

 ひなたは英会話教室に通った。そしてあっという間に3か月が経った。一方、桃太郎も毎日素振りや腹筋を続けていた。

 ある日、ひなたが映画村のお化け屋敷の受付をしていると、英語を話す外国人カップルがやって来た。ひなたは何を言っているかは少し分かったが、話すことは出来なかった。3カ月でペラペラというひなたの妄想は打ち砕かれた。今日はこれでおしまい。

 昨日まで五十嵐(本郷奏多さん)とひなたはどうなるのだろうとあれほど気を揉んでいたのに、今日は五十嵐の「い」の字も出なかった。ひなたが結婚資金を貯めていた通帳がかろうじて出てきたぐらい。「カムカム」ってたまにこういう肩透かしをするんだよな~。昨日、ひなたが「たぁっ!」と刀を振り下ろした瞬間にいろんなことが吹っ切れたのかもしれない。今は仕事に英会話に邁進していてなにより。

 でも、五十嵐は本当に東京に帰っちゃったのかな。ひなたの次なる恋人候補は、榊原しか思い浮かばないのだが、ふつう過ぎてつまらないかも。成長したビリー少年がまた映画村にやって来て再会するというのはどうかなあ。あるいは、近所の同級生の吉之丞か、大穴で蘭丸(青木崇高さん)か。未練がましいけれど、戻って来た五十嵐、でもいいかも。まあ、ヒロインに恋はつきものなので、近いうちに答えが分かるだろう。

 さて、私が今日一番感動したのは、るいがラジオの英語講座を17年も続けていたこと。なぜならラジオ英語講座は自分を捨てた母・安子(上白石萌音さん)との思い出そのもの。それを継続しているということは、るいはもう安子を許したということを意味しているのではないだろうか。

 子供の頃、ひなたはラジオの英語講座を挫折してしまったけれど、もしひなたが英語を勉強したいと言わなかったらるいはラジオ講座を聴くことはなかった。だから、ひなたが小学生のときに英語を勉強したいと思ったことは、るいにとって母との関係において重要な転機になった。ひなたはるいの心を救ったといってもいいぐらい。

 時代劇モードから一気に英語モードへ。英語といえば安子。そろそろ安子の消息が明らかになりそうな予感・・・