edamameのテレビブログ

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勝負メシはひなたの回転焼き「カムカムエヴリバディ」#82


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 映画村の稽古部屋で五十嵐(本郷奏多さん)が床を雑巾がけしていると、虚無蔵(松重豊さん)がやって来た。五十嵐は虚無蔵に「左近の殺陣を教えてください。」と頼むが、虚無蔵は拒否して雑巾がけを始める。そこにひなた(川栄李奈さん)もやってきて「私からもお願いします。」と頭を下げ、雑巾がけを始めた。食い下がる二人に虚無蔵は「殺陣を教えてやれんのは拙者も受けるからだ、オーディションを。」と話す。

 虚無蔵によると、当時、親子共演を拒否したのはモモケン(尾上菊之助さん)ではなく、初代(尾上菊之助さん・二役)のほうだったという。むしろ団五郎(のちの二代目モモケン)は映画出演に乗り気だった。初代モモケンは映画を見限った息子ではなく、大部屋俳優の虚無蔵を当てつけのように指名した。

 だが、虚無蔵はセリフが苦手だった。寺子屋の先生役だったのにNGが多く、編集でもたくさん切られた。そして、映画が当たらなかったのは拙者の不徳のいたすところと言い、それ以来、鍛錬のためにいつも着流し姿で侍言葉を話すようになった。

 1,000人の応募者からオーディションの最終選考に残ったのは50人。そのなかに五十嵐も虚無蔵も入っていた。一人で練習する五十嵐の力になろうと、殺陣の相手になったひなただったが、簡単に刀を取られてしまう。

 モモケンは映画館で父の「妖術七変化」を見ていた。そして、父に自分より虚無蔵のほうがよほどいい役者だと言われたことを思い出していた。

 最終選考はいよいよ明日。二人一組で殺陣を披露するのだが、虚無蔵の相手はなんと五十嵐だった。五十嵐が回転焼きを買いに行くと、店先にはひなたがいた。るい(深津絵里さん)がいないので立ち去ろうとする五十嵐を引き留めるひなた。要領を得ない会話にるいが出てきた。ひなたは五十嵐のために毎日回転焼きを作る練習をしていたという。  

 ひなたは出来立ての回転焼きを渡しながら、「明日、頑張って。」と言う。五十嵐は「ありがとう。これで頑張れる。」と回転焼きを受け取った。

 最終選考の日。ひなたはオーディション会場で受付の仕事をしている。オーディションは進み、29番の五十嵐と30番の虚無蔵の番になった。これから二人の殺陣が始まろうとしていた。今週はこれでおしまい。

 オーディションの結果は来週にお預けになってしまった。今日明らかになったのは、モモケン親子の真実。映画よりテレビを選んだモモケン、映画にこだわった初代モモケン。どちらも悪くないのに方向性の違いでうまく行かなかった。親子って難しい。

 オーディションのために全力を尽くす五十嵐とそれを応援するひなた。これはトランペットのコンテストに出たときの錠一郎とるいとまったく同じ状況ではないか。るいはシャツの染み抜きで錠一郎を、ひなたは回転焼きを作って五十嵐を応援。このまま五十嵐とひなたは付き合うことになるのだろう。この展開はありきたりだけれど、そうなってほしいなあと思っている。今まで覚えようともしなかった回転焼きが出来るようになったひなた。やっぱり恋のチカラって絶大だな~。

 私の五十嵐推しは変わらないけれど、ずっと大部屋で苦労してきた虚無蔵にも救いの手がありますように。