edamameのテレビブログ

テレビ番組の感想を思いつくまま書いてます ゆるりとした時間のおともに

暗闇にいたんじゃ見えないものもある「カムカムエヴリバディ」#106


スポンサードリンク

 映画村でひなた(川栄李奈さん)は外国人観光客に「May I help you?」と話しかける。その外国人は映画「サムライベースボール」主演俳優のマット・ロリンズだった。マットを道場に案内するとモモケン(尾上菊之助さん)がいた。モモケンは主人公に大きな影響を与える侍役。ひなたは二人の通訳をする。

 虚無蔵(松重豊さん)やすみれ(安達祐実さん)も映画出演することが決まっている。また、いくつかのシーンが映画村で撮影されることになった。

 ひなたは榊原(平埜生成さん)から、映画で使用する足袋は日本で作ることになり、雉真繊維にオーダーすることが決まったと知らされた。

 「サムライベースボール」はSF時代劇。主人公が幕末の日本の弱小藩にタイムスリップ。その藩主をモモケン、無口な家老を虚無蔵が演じる。

 モモケンと虚無蔵はハリウッド映画出演の記者会見を行っている。モモケンは小声で「まぶしいでしょう。暗闇にいたんじゃ見えないものあるんですよ。」と虚無蔵にささやく。会場の後方で轟監督(土平ドンペイさん)はうれしさのあまり泣いていた。

 撮影が始まった。ひなたはアニー(森山良子さん)が来ていないことが気になっている。榊原は撮影のほとんどがニュージーランドで行われるから、そっちに行ってるのではないかと言う。

 ひなたが帰宅すると、居間にるい(深津絵里さん)と勇(目黒祐樹さん)がいた。用事のついでに寄ったと言う。桃太郎(青木柚さん)はサードで活躍しているらしい。ひなたは勇に雉真繊維の足袋が選ばれた話をする。足袋は雉真繊維の1番バッター。千吉(段田安則さん)の「足袋ゃあ作り続けてくれ。」という言葉を守り、作り続けて良かったと勇は泣いている。

 健一(世良公則さん)の喫茶店。トミー(早乙女太一さん)と錠一郎(オダギリジョーさん)のセッションが終わり、店内は拍手に包まれる。慎一(前野朋哉さん)は二人の演奏にテンションが上がる。一方、健一は演奏の余韻に浸っている。

 健一は二人に来年のクリスマスフェスティバルに出てくれないかとお願いをする。会場の偕行社は元進駐軍の施設。そこは、定一(世良公則さん)がサニーサイドを歌った場所であり、錠一郎がジャズと出会った場所。トミーは出るよ、と快諾。錠一郎も演奏してみたいと言った。るいはそれを聞いてうなずいた。

 夜、ラジオからはCHEMISTRYの「PIECES OF A DREAM」が流れている。ひなたが店を閉めているところに、錠一郎とるいが帰宅。トミーも一緒だ。トミーはひなたのことをサニーちゃんと呼んでいる。トミーはるいに偕行社のステージに出てほしいが、るいは自分のことよりも、錠一郎に特別な会場でトランペットを吹かせてあげたかったと言う。トミーはお茶も飲まずに帰って行った。今日はこれでおしまい。

 雉真繊維の足袋がハリウッド映画の撮影に使われることになった。勇は泣きすぎではないかと思ったけれど、戦後、亡くなった兄の代わりに経営者になってたくさん苦労してきたことを思い出したのかなあ。

 私はアニーが雉真繊維を紹介すると予想していたが、それはハズレてしまった。でも、アニーが「雉真」と書かれた足袋を見る日もそう遠くはないかもしれない。「大月」はシンプルに誰でも「おおつき」と読めるが、「雉真」はやや難読。アニーがすぐに「きじま」と読めたら、「アニー=安子説」が証明されたと思っていいような気がする。

 黍之丞の名ゼリフは「暗闇でしか見えぬものがある。」だが、モモケンは虚無蔵に「暗闇にいたんじゃ見えないものがあるんですよ。」と言った。虚無蔵もついにひなたの道を歩き始めたようだ。あまり多くを語らないので、何を考えているのか分かりにくい虚無蔵だが、きっと心の中ではうれしさが爆発しているはず。

 予告によると、今週は2003年まで描かれるらしい。今日の時点ではまだ2001年。明日はサムライベースボール公開とか偕成社コンサートとかイベント満載。15分で足りるかな・・・。