edamameのテレビブログ

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怒涛の夏休み最終日!「カムカムエヴリバディ」#64


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 8月31日の朝。ひなた(新津ちせさん)は早朝のラジオ体操を休み、宿題を必死にやっている。

 朝食時に錠一郎(オダギリジョーさん)はひなたの宿題を手伝うと言う。そして、卵かけご飯を食べたいと言うひなたに卵を割ってあげる。ところが、卵の殻が入ってしまい、箸で取ろうとしてもうまく取れない。その様子を見ていられないるい(深津絵里さん)は器をもらい、さっと殻を取った。

 ひなたの部屋で錠一郎は宿題を手伝っている。錠一郎が絵日記にアート作品のような絵を描くので、算数ドリルをやってほしいとひなたは頼むが、錠一郎は算数の計算が出来なかった。錠一郎にイライラするひなたをるいは「もう宿題なんかせんでええ。先生に絞られなさい。」と怒る。

 階下で回転焼きの準備をするるいに、錠一郎はあんなに強く言わなくてもと話しかける。

 そこに小夜子(竹野谷咲さん)が借りた傘を返しにやって来た。傘のお礼に宿題を手伝うと言う小夜子に心が揺れるひなただが、侍は見返りは求めてはいけないとその申し出を断る。小夜子は部屋に飾られている時代劇のポスターやおもちゃの刀を見て、どうしてそんなに時代劇が好きかを尋ねた。幼稚園の頃、母親が働き、父親が働いていないことをからかわれて家に帰ると、父がテレビを見ていた。ひなたは父の膝の上に座って、時代劇を見るのが好きだったという。その話をるいは立ち聞きしていた。

 錠一郎が店番をしていると、森岡(おいでやす小田さん)がやって来たが、るいがいないので出直すと帰ってしまう。そのあと、ラジオ体操の景品を一恵(清水美怜さん)がひなたに届けに来てくれた。

 結局ひなたは一恵と小夜子に手伝ってもらって宿題をやることに。ひなたは友達に恵まれていると錠一郎は言う。錠一郎はるいに「ひなたは10歳や。僕は10歳のお父さん、るいは10歳のお母さん。一緒に大きくなってったらええねん。」と言う。

 夜、るいがひなたの部屋に行くと、ひなたは眠っていた。絵日記の最後のページには友達と回転焼きを食べる絵が書かれていた。るいはひなたのおでこを優しくなでた。

 城田優さんのナレーション。

 こうしてひなたの夏休みは終わりました。

 And so, Hinata's summer vacation came to an end.

 今日はこれでおしまい。

 無事ひなたの夏休みの宿題が終わってホッとした。ひなたが夏休みを満喫できたのは家の居心地が良かったからだろう。子供の頃のるいは、夏休みは楽しく過ごせていなかったんだろうなあと思うとちょっとせつない。

 それにしても錠一郎はずっと無職だったのか。幼稚園で父親の無職をからかわれたというひなたの話と、森岡が錠一郎が店番をしているときは回転焼きを買わないというエピソードで、錠一郎が近所でどんなふうに思われていたかを知ることが出来る。でも、錠一郎は世間体というものを全く気にしないし、るいも働かない夫をふつうに受け入れている。

 トランペットが吹けない錠一郎をずっと見守って来たけれど、ここにきて、なんだか錠一郎を応援できなくなってきている。錠一郎がずーっとるいにおんぶにだっこ状態だからだ。「僕は10歳のお父さん」って言われてもねえ、とちょっと白けた感じで見てしまう。

 そんな錠一郎を何とも思わないるいのことも共感しにくくなってきた。いつかはトランペットを吹けるようになると信じて疑わないのか、おでこに大きな傷のある自分を受け入れてくれた恩があるのか。結婚して10年、子供も10歳なのに、るいの錠一郎への思いが結婚当時のままというところにモヤモヤしてしまう。

 毎日楽しみに見ていた「カムカム」がここで失速気味。これはもしかして、るい編ロスにならないための作戦かなあ。そういえば、安子編も後半は安子や勇、どうしちゃったの?という行動ばかりだったような。それならこの展開に納得できるかもしれない。

 錠一郎とるいのことは置いておいて、しばらくは、ひなた&一恵&小夜子の「ちびまる子ちゃん」のような世界を楽しむことにしよう。

 ついでに私の安子編終盤の若干キレ気味のブログリンクも貼っておきます。よかったらどうぞ。

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