edamameのテレビブログ

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日なたの道を歩いていきたい「カムカムエヴリバディ」#59


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 ベリー(市川実日子さん)はるい(深津絵里さん)と錠一郎(オダギリジョーさん)のことが心配でたまらない。クリーニングを持って来たのはるいに会う口実。ベリーはるいが強くなったと言う。ベリーは用紙の名前欄に野田一子と書き、自宅のほかに京都の家の電話番号も記入した。何かあったらいつでも連絡してと言いながら。

 るいは錠一郎の世話をしに旅館に行くが、錠一郎は帰ってくれと言う。

 クリーニング店では、平助(村田雄浩さん)がるいにアイロンのかけ方を教えている。

 日常生活は支障なくできるが、トランペットが吹けないという錠一郎の奇病を大阪の仲間たちは治そうと奔走していた。トミー(早乙女太一さん)はよさそうな医者を見つけたから一緒に行こうと錠一郎に声をかける。錠一郎はトミーに東京に行って欲しいと思っているが、トミーは誰が行くかと言った。

 るいは足しげく錠一郎に洗濯物とお弁当を運んでいるが、錠一郎はるいにもう来てほしくない。るいは錠一郎と一緒に泣きたいし、苦しみたい。でも、錠一郎は君に僕の苦しみなんか分かるわけないと言う。分かるよ、というるいに腹を立てた錠一郎は洗濯物を外に投げつけた。半年も苦しんだからもう解放してくれ、と錠一郎は言う。

 和子(濱田マリさん)は元気のないるいが心配だが、るいはほっとしていると言う。るいは母に捨てられて父の顔も見たことがない自分が家族を作ることなんてできるのだろうか、と不安だった。だから、これでよかったのだと。

 ある日、クリーニング店のラジオから「On the Sunny Side of the Street」が流れてきた。るいは錠一郎と海辺で一緒に歌ったことを想い出していた。いてもたってもいられず、るいは錠一郎のところへ向かう。

 旅館の部屋にいたのはトミーだけだった。医者に行く約束をしていたのに錠一郎がいないという。部屋のラジオがつけっぱなしだった。るいは錠一郎もサニーサイドを聴いていたと知り、トミーの車で急いで海に向かった。そこには海のなかをどんどん進んで行く錠一郎の姿があった。急いで錠一郎のところへ駆け寄るるい。ずっと暗闇で怖い、サニーサイドが見えへんという錠一郎にるいは「怖がらんでいい。私が守る。あなたと二人で日なたの道を歩いていきたい。」と抱きしめた。今日はこれでおしまい。

 今まで誰にも弱音を吐くことが出来なかった錠一郎が、やっと本当の気持ちを話すことができた。そしてそのすべてを受け止めるるいの強さ。これでもう二人は大丈夫だろう。随分遠回りをした気がするけれど、不器用な二人だから仕方ない。あとは前に進むのみ。海のシーン、キラキラしていて本当に美しかった。まるで映画のワンシーン。これから先、二人で苦労することがあったとしても、この海を思い出せばきっと乗り越えられると思う。

 さて、今日はベリーの本名が「野田一子」だということが判明した。いちこ→いちご→ベリーということか。なかなか面白かった。るいが思わず「誰?」と言ったのも可笑しかった。京都の電話番号を書いたということは、るいが京都のベリー実家を頼るということだろう。ベリー好きな私としては、ベリーのいろんな情報が出てくるのがとても楽しい。

 それにしてもトミーは本当にいい奴だ。東京でのデビューなんて、のどから手が出るほどなのに、錠一郎を思ってそのオファーを断る。錠一郎を元気づけるために旅館を訪れ、医者に連れて行こうとする。ここにきて私のなかでトミー株が急上昇中。

 今日のエンディング、本当に美しかった。明日のオープニングでまた見たい気もするし、見たくない気もする。明日はどのシーンから始まるのだろう。