トミー(早乙女太一さん)から錠一郎(オダギリジョーさん)のデビューコンサートが来年の春に延期になったと聞き、るい(深津絵里さん)は錠一郎に手紙を書いた。ところが、何通書いても錠一郎からの返事は来なかった。
錠一郎は一生懸命トランペットの練習をしているが、うまく音を出すことができない。日常生活は全く問題ないのに、トランペットだけが吹けない。病院で診察を受けても原因が分からない。笹川(佐川満男さん)はそんな錠一郎のことが理解できず、木暮(近藤芳正さん)に電話して迎えに来させると言う。錠一郎はそれだけはやめてほしいと懇願。奈々(佐々木希さん)は錠一郎の回復を春まで待って欲しいと父に頼む。そして別の医者にも診せるが、原因は分からなかった。
るいからの手紙に返事をしていない錠一郎。奈々に「女はそれじゃ納得できないのよ。」と言われ、勇気を出してクリーニング店に電話をする。電話口に出たのは和子(濱田マリさん)。錠一郎は一言も話せずに電話を切ってしまった。
ジャズ喫茶では、トミーが奈々と錠一郎が二人でよく出かけているという噂を話している。それをたまたま聞き、ショックを受けるるい。トミーは錠一郎はそんな器用な男じゃないとフォローする。
るいは錠一郎を信じているが、電話も手紙もくれないので不安だった。
春になっても錠一郎はトランペットが吹けなかった。錠一郎は笹川にお礼を言い、大阪に戻ることにした。元気のない錠一郎に木暮は「今夜は休め。」と言い、部屋に行かせた。
翌日、ジャズ喫茶のそばを歩いていたるいは偶然錠一郎を見つけ、「大月さん。」と声をかけた。るいはいつ帰って来たのか、手紙が届いているか、どうしていたのかと尋ねた。
するとそこへ奈々がやって来た。錠一郎のことが気になって東京からやって来たのだと言う。錠一郎は奈々を店のなかに入れた。るいは錠一郎と社長のお嬢さんが二人で出歩いていて、社長が怒ってデビューが遅れているという噂があるが信じていないと話を続ける。ところが、錠一郎は「奈々のことが好きになった。そやからお前とは終わりや。」と言った。それを聞き、るいは何も言わずに去って行った。今週はこれでおしまい。
なんでそうなっちゃうかなあ。確かにトランペットを吹く錠一郎はかっこいいが、るいはそれだけで錠一郎を好きになったわけではない。トランペットが吹けなくったって錠一郎は錠一郎だ。トランペットが吹けない俺は魅力がないって、どんだけうぬぼれているんじゃ、と思う。
そして奈々と錠一郎がビジネスライクの関係だったのは意外だった。よかったと思っていたけれど、なぜか奈々は錠一郎を追いかけて大阪にやって来ちゃうし、錠一郎も奈々が好きとるいに言っちゃうし。一体なんなの？健気に錠一郎を信じて待っていたるいにこんなふうに仕打ちをするなんて。ここはベリーに登場してもらって、成敗して欲しいぐらいだわ。
・・・と怒りながら公式ＨＰの次週予告を見たら、頭が「？」でいっぱいになり、怒りがすーっと消滅した。その変わりように私はついて行けるだろうか。なにがどうなったらああなるんじゃ。
