edamameのテレビブログ

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サッチモちゃんを僕にください「カムカムエヴリバディ」#55


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 トミー(早乙女太一さん)と錠一郎(オダギリジョーさん)のセッションの結果、満場一致で錠一郎が優勝。表彰式では、笹川(佐川満男さん)から圧巻のナイスプレーとほめられる。「悔しい?」とベリー(市川実日子さん)に聞かれたトミーは「全然。最高やった。」と答えた。錠一郎の優勝を見届け、ひとり帰ろうとするるいを錠一郎は追いかけ「結婚しよう。」と言って抱きしめた。

 クリーニング店のラジオからはセッションの結果が流れてきた。大月錠一郎が優勝と聞き、平助(村田雄浩さん)と和子(濱田マリさん)はお祝いしようと喜んでいる。ところがるいは浮かない顔。錠一郎からプロポーズされたこと、東京に行くことを言い出せずにいたのだ。

 そこへ錠一郎がやって来た。そして唐突に「おじさん、おばさん、サッチモちゃんを僕にください。」と言う。るいは今までお世話になったし、跡継ぎがいないお店で仕事を辞めるわけにはいかないと思っていた。和子は「そないいつまでもおられても困るわ。るいちゃんみたいなええ子がいっとき手伝うてくれたなあ。いつか隠居したときに縁側で2人でそないな話ができたら、うちらはそんで幸せ。」と話す。

 そして平助は改まって「大月君、娘をよろしゅう頼みます。」と言うと、錠一郎は「はい。」と答えた。

 その後、4人で夕食。平助はるいがいなくなることが寂しくて泣いてしまうが、るいが子供を連れて遊びに来ることを想像して喜び、またすすり泣く。

 錠一郎は一旦ひとりで東京に向かうことになった。およそ3カ月かけてレコーディングをし、その発売を記念してクリスマスに銀座でライブをするという予定になっている。その間はホテル住まいではなく、ササプロの社長の家に寝泊まりするのだという。

 るいは錠一郎の部屋で「ディッパーマウスブルース」のマッチ箱を見つけた。るいは、この店でサニーサイドを聴いたこと、マスターの名前が定一(世良公則さん)だということを思い出す。錠一郎は「そうやと思ってた。僕を拾ってくれたんも定一さんや。」と言う。錠一郎は野宿していたときに定一が進駐軍からがめてきたと言って、ホットドッグをくれたことを思い出していた。今日はこれでおしまい。

 平助と和子はるいの本当の親か、それ以上の存在だ。血のつながりなんて関係ない。雉真の家で愛されなかった日々を取り戻すかのように、この家には愛があふれていた。るいが家を出るのが申し訳ないと思わないように優しく言葉をかける和子。るいの幸せを願いつつも、いなくなるのが寂しくてたまらない平助。るいは本当に幸せ者だなあ。

 今日、るいはディッパーマウスブルースを思い出す。錠一郎とるいは幼少期に岡山でニアミスし、大人になって大阪で出会った。運命の糸で結ばれた二人。私たち視聴者はすでに知っていたが、るいは今日になってやっと知ったという。そして、るいにとって岡山を思い出すことは母・安子(上白石萌音さん)を思い出すことを意味する。自身が結婚することによって、母への思いも変わるのだろうか。その描写もぜひ見たいなあと思っている。

 それからかなり気になっているのが、錠一郎のササプロ社長宅スティ。錠一郎は母性本能をくすぐるタイプなので、一緒に暮らしたら奈々(佐々木希さん)が好きになってしまいそう。なんか嫌な予感がする。杞憂だったらいいんだけどね・・・