edamameのテレビブログ

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二人は京都へ「カムカムエヴリバディ」#60


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 るい(深津絵里さん)と錠一郎(オダギリジョーさん)は京都で新生活を始めることになった。錠一郎は木暮(近藤芳正さん)から預けていたトランペットを受け取り、るいは平助(村田雄浩さん)と和子(濱田マリさん)からかつて錠一郎に書いてもらったサインを渡された。

 二人は大阪で婚姻届けを提出。るいは大月るいになり、錠一郎の戸籍に初めて家族が加わった。

 るいと錠一郎は京都の一子(市川実日子さん)の家にいる。一子は茶道の先生の娘で、るいにお茶を立ててくれた。錠一郎はこぼすからとお茶はなし。3か月分の生活費しか貯金がなく、まだ仕事も家も決まっていない二人の状況に一子は驚くが、るいは全く気にしていない。

 天神さんで子供たちが美味しそうに回転焼きを食べているのを見たるいは「回転焼き屋さんをやってみいひん?」と錠一郎に提案する。商売をしたことがない錠一郎にるいは子供の頃母・安子(上白石萌音さん)とおはぎを作って売っていたことを話す。お母さんのことを思い出してしんどくならないかと錠一郎は心配するが、るいはお母さんが自分を捨てた気持ちが分かるかもしれないと言う。

 二人は回転焼き屋ができる物件を見つけ、道具をそろえた。幼い頃の記憶を頼りに錠一郎が買ってきたあずきをるいが炊く。安子が言っていたあんこのおなじないをそっくりそのまま唱えるるい。

 試しに作った回転焼きは美味しかった。錠一郎はこれがるいとるいのお母さんの味か、と言いながら食べる。回転焼きなら錠一郎もあんこをこぼさないとるいも笑う。

 ここで城田優さんのナレーション。

 お店の屋号は「大月」に決めました。 

 Rui and Joichiro decided to name the shop "Otsuki", which means big moon.

 あんこを作るようになって、るいは頻繁に安子のことを思い出すようになった。そしてそれは甘いだけの思い出ではなかった。今日はこれでおしまい。

 昨日の映画のようなシーンと打って変わって今日は現実的な話だった。生活していくために、封印していた過去をも呼び起こさないといけないというのは残酷だが、守りたい人がいるるいにはそれを乗り越えられる力があるはずだと信じたい。

 あずきのおまじない、るいは何年ぶりに唱えたのかなあ。杵太郎(大和田伸也さん)から金太(甲本雅裕さん)へ、金太から安子へ、そして安子からるいへ。ひ孫のるいが京都で「おいしゅうなれ。おいしゅうなれ。」とあずきを炊いているなんて、天国の杵太郎はさぞかしびっくりしているだろう。安子の幸せを願っていた優しい杵太郎はその娘・るいの幸せも願っているに違いない。回転焼き屋「大月」の商売がうまく行くといいなと私も思っている。

 そしてベリー改め一子。あなたは茶道の家の娘さんだったのね。京都で茶道の家なんて名家ではないか。西洋のジャズが好きなのはその反動かなあ。今日は美しい着物姿の一子が見られて私はうれしい。茶道のシーン、姿勢がよくて素敵だった。

 さあ、明日はいよいよ「大月」オープンかなあ。回転焼き、いっぱい売れますように。