edamameのテレビブログ

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算太が映画村にやって来た!「カムカムエヴリバディ」#79


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 ひなた(川栄李奈さん)の高3の夏休みが終わろうとしていた。毎年のことながらひなたは宿題が終わっていないので、一恵(三浦透子さん)と小夜子(新川優愛さん)が手伝っている。回転焼き屋に虚無蔵(松重豊さん)がやって来た。最終日にアルバイトを休むことを謝ったひなたに、虚無蔵はアルバイト代として紐に通してある大量の5円玉と50円玉を渡した。

 城田優さんのナレーション。

 夏の終わりにひなたは自分の進むべき道を見つけました。

 By the end of summer, Hinata had found the path she would follow after high school.

 朝ドラ「ロマンス」の初回を見ながら錠一郎(オダギリジョーさん)とるい(深津絵里さん)と桃太郎(野﨑春さん)が朝ごはんを食べている。ひなたがいないのは、すでに出勤しているからだ。高校を卒業したひなたは条映映画村に就職。業務部に配属され、榊原(平埜生成さん)が直属の上司である。

 すみれ(安達祐実さん)は映画村の劇場におゆみとして出演している。ひなたは出番前のすみれに履物を用意するが、不慣れで怒られてしまう。すみれは劇場で人気があり、とても楽しそうに演じている。

 休憩所では、ラジオから吉川晃司のモニカが流れている。ひなたは五十嵐(本郷奏多さん)と久しぶりに再会。相変わらず言いたいことを言い合う二人。そこへ虚無蔵が五十嵐を呼びに来た。仕事が終わったばかりで疲れている五十嵐だったが、虚無蔵にけいこをつけてもらう。

 ひなたが榊原にお茶出しを頼まれて部屋に持って行くと、そこにはモモケンこと桃山剣之介(尾上菊之助さん)がいた。映画村のCM撮影の打ち合わせで来ていたのだった。榊原が新入社員の大月ひなたをモモケンに紹介すると、モモケンは「回転焼きの大月さんのお嬢さん?」とひなたに聞く。「大きくなりましたねえ。あのとき生まれたお子さんはお元気ですか?」と覚えていてくれて、ひなたはうれしい。家に帰ってさっそくその話をするひなた。錠一郎は前のめりで話を聞いている。

 映画村でCM撮影が始まった。「黍の丞シリーズ」そのままの演出だ。すると突然それをダメ出しをする男(濱田岳さん)がやって来た。その男はモモケンをダンゴちゃんと呼ぶ、モモケンの親友だった。そしてその男の演出でCM撮影が始まった。

 その頃、五十嵐は虚無蔵とけいこをしているが、モモケンのCM撮影が気になって集中できない。虚無蔵に指摘され、CM撮影の話をすると、けいこは中断。二人は撮影を見学することにした。

 モモケンの親友が演出をするCMはダンスを取り入れた斬新なものだった。CM撮影後、モモケンが劇場用映画製作を発表する。先代の遺作「妖術七変化」の再映画化。突然の発表に周囲は歓声に沸く。それを黙って聞く虚無蔵。ひなたは家のポスターを思い出していた。今日はこれでおしまい。

 今日は突然ふたつの過去がよみがえってきた。安子(上白石萌音さん)の兄・算太の登場と、妖術七変化の再映画化だ。

 まず驚いたのが算太の突然の登場。「たちばな」再建のためのお金を持ち逃げして、一体どこで何をしていたの?あなたが行方不明になったせいで、安子とるいははなればなれになって、残されたるいは雉真の家でとてもつらい日々を過ごしていたんだぞ。

 ・・・と思ったけれど、映画村に算太の過去を知る人物は誰もいない。るいは算太を見て伯父だと分かるのかなあ。今の登場人物のなかで算太のことを認識できるのは、あかにしの清子(松原智恵子さん)だけかもしれない。

 でも、こんなストーリーを想像したらちょっとワクワクしてきた。

 算太がモモケンの差し入れの「大月」の回転焼きを食べる → あんこが「たちばな」の味だと気づく → ひなたが「大月」の娘だと知り、母親の名を尋ねる → 母親が「るい」だと分かると、回転焼き屋にやって来る → るいは当時の真相を算太から聞かされる→ 吉兵衛(堀部圭亮さん)にそっくりな吉右衛門(堀部圭亮さん)を見て算太が驚く → 清子が算太に気づき、るいが安子の娘だと知る → 清子から安子の苦労話を聞き、安子への恨みがなくなって、るいは安子を探し始める。

 というのはどうだろうか。「カムカム」は100年のファミリーストーリーと銘打っているのに今までファミリー感があまり出ていなかったので、ここで一気に回収されると読んでいる。いつもどことなく寂しそうな表情をしているるいにも本当の笑顔が見られるといいなあと思う。

 それから「妖術七変化」の再映画化。これはちょっと厄介な予感。なぜなら前作に出演した虚無蔵が今も売れない大部屋俳優だからだ。秘蔵っ子として出演したのにブレイクできなかった過去を掘り起こされて、虚無蔵が傷つかないとよいのだが。駄作と言われた作品をなぜ2代目モモケンはやりたいのか。父の汚名返上かなあ。もうひとつのファミリーストーリーがここにもあるようだ。

 妄想を長々と書いていたら2,000文字を超えてしまった。最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。