edamameのテレビブログ

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めちゃくちゃかっこいい五十嵐「カムカムエヴリバディ」#103


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 道場に現れたのは五十嵐(本郷奏多さん)だった。「ひなた、久しぶり。」と言う五十嵐にひなた(川栄李奈さん)は驚いている。五十嵐は、ハリウッドのアクション監督のアシスタントになっていた。

 城田優さんのナレーション。

Ten years have passed since Hinata broke up with Igarashi.

ひなたが五十嵐と別れてから10年近くが経っていました。

 五十嵐は父親の会社で働きながら、朝は虚無蔵(松重豊さん)からもらった木刀で素振りをし、夜はトミー北沢(早乙女太一さん)のCDを夢中になって聴いていた。CDは錠一郎(オダギリジョーさん)が五十嵐に贈ったものだった。仕事がつまらないと感じた五十嵐は、もっと広い世界があるのに何やってんだろうと、2年で会社を辞め、勘当同然でアメリカに行った。ハリウッドは映画村より厳しい世界だったが、五十嵐は死体役や斬られ役などをやっていたら、監督に気に入られたという。

 五十嵐は監督と打ち合わせがあると言い、道場を出た。ひとりになったひなたは「文ちゃん、めちゃくちゃかっこようなってへん!」と思わず大声を出した。その声に通りがかった榊原(平埜生成さん)は驚いて、持っていた段ボールを落としてしまう。榊原はやりづらかったらオーディションの現場を外れてもいいとひなたに声をかけるが、「仕事やし。それにもう10年も前のことやさかい。」と返事をした。

 家でラジオの英語講座のシャドーイングをしているひなたとるい(深津絵里さん)。会話のなかに「It's fate, isn't it?(=これは運命だよね。)」というセリフがあり、ひなたは自分と重ねている。るいはひなたがいつもと違うことに気づき声をかけるが、ひなたは五十嵐のことは話さなかった。

 ひなたが道場でオーディションの準備をしていると、アニー(森山良子さん)が甥のジョージ(ハリー杉山さん)を連れて来た。久しぶりのアニーとの再会に喜ぶひなた。ジョージはアニーのアシスタントのようなものだという。

 ジョージはひなたの英語力に驚いていた。アニーはジョージに、ひなたを見ていると若い頃の自分を思い出すと話す。

 橋の上に立っている虚無蔵に五十嵐が駆け寄った。虚無蔵は「鍛錬を怠らなかった証だ。」とアクションコーディネーターになった五十嵐の頭を撫でた。虚無蔵がオーディションを受けないと言うので、五十嵐はびっくりしている。

 オーディションが始まり、五十嵐は殺陣のやりかたを参加者に説明している。その姿は頼もしく、ひなたの目に映っている。

 アニーは部屋で誰かに電話をしているがつながらない。そこにジョージが入ってきた。アニーは日本滞在中にどうしてもその人に会いたいと言う。また、ジョージは「岡山に帰らなくていいの?」とアニーに聞くが、「私の人生よ。」と答えた。今日はこれでおしまい。

 まず、五十嵐がオーディションを受けに来たのではなく、主催側だったことにびっくり。ひなたとの別れ際に「ひなたの明るさが、ひなたの放つ光が、俺にはまぶしすぎるんだ。」と言っていたのに、この変貌ぶり。もうひなたのこと、まぶしくないよね。ドラマ終盤に五十嵐を再登場させてひなたとは何もないということはありえないので、このまま二人は結婚すると思っている。これがひなたの「運命」なんじゃないかな。

 それから、今日のアニーの発言は「アニー=安子説」を裏付けることばかりだった。でも決定的な証拠はなく、ちょっと歯がゆい。そしてアニーが会いたがっている人物は一体誰なのだろう。アニーは「黍の丞シリーズ」を見ていたと以前ひなたに話していたから、会いたいのはモモケン(尾上菊之助さん)かなあ。でも、モモケンとアニー、お互いの電話番号を知るほどの仲なのかは今のところ不明。明日の放送で、アニーが会いたい人が分かるといいなあ。

 今日、そうだったのか!と思ったのは、錠一郎が、ひなたと別れることになった五十嵐に贈ったトミーのCD。そのときはなんで娘と別れる男に大切にしているCDをあげるんだろうと思っていた。でも、そのCDがこんなに効いてくるとは。もしCDを渡していなかったら、五十嵐はアメリカに行くことさえ思いつかなかったかもしれない。錠一郎は素晴らしい贈り物をしたんだなあと感心する。

 今日は自分語りで終わってしまった五十嵐、明日はひなたの話も聞いてあげてね。