edamameのテレビブログ

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ひなた、アニーに人生相談「カムカムエヴリバディ」#104


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 朝ドラ「オードリー」最終回。ヒロインの美月は、朝ドラヒロインにしては珍しく、結婚も出産もしない役。美月と共通点の多いひなた(川栄李奈さん)はこれからどうやって生きていくべきか漠然と考えていた。

 アニー(森山良子さん)は宿泊先でラジオの英語講座をぼんやりと聴きながら、平川先生(さだまさしさん)のカムカム英語を思い出している。

 2日間にわたったオーディションは無事終了。アニーはひなたに声をかけた。ひなたがオーディションの間うわの空だったので、気になっていたのだ。ひなたはアニーに10年ぶりにかつての恋人に会ったことを話す。まだ彼を愛しているか聞かれたひなたは自分でも分からないと答えた。アニーは「後悔のない道を選びなさい。あなたの人生でしょ。」と言った。

 そして、アニーは「(私を)アニーと呼んで。」と言い、ひなたのファーストネームを尋ねた。ひなたは、るい(深津絵里さん)にも言えなかったことをアニーに話したことが不思議だった。そんなアニーもジョージ(ハリー杉山さん)に言われて心に引っかかっていることがある。

 道場でひなたが雑巾がけをしていると、五十嵐(本郷奏多さん)も雑巾がけを始めた。ハリウッドのお客様に掃除をさせるわけにはいかないとひなたは止めようとするが、五十嵐はやりたいと言う。

 雑巾がけが終わり、床に座って話をする二人。五十嵐はひなたの英語力を褒めた。ひなたは英語を使う機会があまりないときでも、虚無蔵(松重豊さん)の教え「日々鍛錬し、いつ来るとも分からぬ機会に備えよ。」に従い、勉強を続けたと言う。二人は虚無蔵がオーディションに来なかったことを残念がっている。

 五十嵐は映画村で過ごした日々が幸せだったと振り返った。ひなたがあの頃に戻りたいかと聞くと、そんなふうに思うときもあると五十嵐は答えた。五十嵐はあさっての便でアメリカに戻るが、明日も映画村に来ると言う。

 その夜、ひなたは部屋で英語を勉強している。「It's fate, isn't it?(=これは運命だよね。)」と言うセリフを聞き、アニーに言われた「 It's your life, isn't it?(=あなたの人生でしょ。)」という言葉を思い出していた。

 翌朝、ひなたとるいはあんこのおまじないを唱えながら、一緒にあずきを炊いている。るいはハリウッドの人たちに回転焼きを差し入れたらと提案し、ひなたは紙袋いっぱいの回転焼きを持って出勤した。

 道場にひなたが行くと、素振りをしている虚無蔵がいた。そこにアニーとジョージがやって来た。アニーは虚無蔵に声をかけた。アニーは虚無蔵を「サムライベースボール」のメインキャラクターとして監督に推薦したいという手紙を出したが、まだ返事をもらっていないと言う。アニーと虚無蔵の間に入り、通訳をするひなた。虚無蔵は西洋映画の出演に興味がないと頑なだ。ひなたはせっかくのチャンスだと虚無蔵に必死に伝えるが、虚無蔵は「くどい。」と大きな声を出し、道場を去ろうとする。そこへ五十嵐がやって来た。今日はこれでおしまい。

 アニーとひなたの距離が近づいている。アニーがひなたのファーストネームを知ったのは大きな一歩。そして次なる一歩は、差し入れの回転焼き。アニーが回転焼きを食べるまで、というより「アニー=安子説」が確定するまであともうちょっと。Xデーは明日かな。

 アニーが会いたがっていたのは虚無蔵だったのか・・・。私は昨日のブログでモモケンと予想していたが、ハズレだった。でも、どうしてアニーは虚無蔵にこんなに思い入れがあるのだろう。監督でもないのに、たまたま見た映画で虚無蔵の演技に魅了された、というだけで手紙や電話で何度もオファーするというのはちょっと違和感があるような。もしかしてジョージが何か関係しているのかも。

 今日の放送のなかで、私が一番好きだったのは、ひなたと五十嵐が二人で声を合わせて、虚無蔵の教え「日々鍛錬し、いつ来るとも分からぬ機会に備えよ。」と言うシーン。鶴田真由さんと大沢たかおさんのCM「レーサー100!」を思い出してしまった。それはさておき、虚無蔵の教えは二人の心にずっとあったということか。別々のところにいたのに、同じ言葉が心の中に存在しているっていうのは、それこそ「It's fate, isn't it?」なんじゃないかな。