edamameのテレビブログ

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強風でデートの風向きが変わってしまった「カムカムエヴリバディ」#42


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 時代劇のシーンから始まった今日のカムカムエヴリバディ。クリーニング店の奥では、平助(村田雄浩さん)がモモケンこと桃山剣之介(尾上菊之助さん)の殺陣が物足りなかったと西山(笑福亭笑瓶さん)に話し、和子(濱田マリさん)とともに盛り上がっている。

 すると、店に片桐(風間俊介さん)がやって来た。カウンターで店番をしていたるい(深津絵里さん)と片桐は今日も本の話をする。るいは気に入っている「善女のパン」のあらすじを片桐に話し始めた。奥の3人はおしゃべりを止めて、ふたりの様子を見ていた。

 「パン屋で働くミス・マーサは、いつも安くて古いパンしか買わない男性によかれと思ってこっそりパンにバターを塗って渡した。ミス・マーサは食べたときに驚くだろうとワクワクしていたが、男性は喜ぶどころか、おせっかいの老いぼれ猫とミスマーサを罵った。男性は建築の製図を描いている人で、パンは消しゴムとして使っており、バター入りのパンのせいで製図が台無しになってしまったのだった。」

 こんな話が好きなるいのことを面白いと片桐は言う。片桐が店を出たあと、るいは片桐がクリーニングに出した背広の胸ポケットに何か入っていると気がついた。そこには映画のチケットとるいへのデートのお誘いの手紙が入っていた。

 デートの日、和子はパステルカラーのワンピースを着たるいをかわいらしいとほめ、平助はるいにきれいなハンカチを渡してくれた。

 椿三十郎の映画を楽しんだふたりは、お互いもっと話したいと思い、レストランで食事をすることになった。すると、突然強風が吹いた。前髪で隠していたるいのおでこの傷跡が丸見えになってしまった。傷跡を見て明らかに動揺するも平静を装う片桐に、食事には行けないとるいは言い、小走りに去って行った。

 惨めな気分になったるいは一人でジャズ喫茶に入った。しばらくすると部屋が暗くなり、演奏が始まった。見覚えのある男性がトランペットを吹いていた。

 そして城田優さんのナレーション。

 そのトランペッターはるいがひそかに宇宙人と名付けた謎の男でした。

 Rui discovered the trumpet player was the mysterious man she'd secretly named the "Alien".

 今年はこれでおしまい。

 るいのおでこの傷跡が重い。ホテルの就職試験に続いてデートでも傷つくことになってしまうなんて。子供の時に傷跡が小さくなる治療をしておけば良かったと悔やまれる。おでこの傷はるいの心の闇のあらわれではあるけれど、その傷で自分が傷ついてるのは見ていられない。大人になったらつらい思いをするかもしれないよ、と教えてくれる人が雉真の家にいたらよかったのになあ。

 それと片桐もあんなに動揺しなくてもいいのにと思う。いずれ弁護士になるのなら、これぐらいのことで動じてどうする。ここでも得意のハッタリを見せてくれたらよかったのに。好青年だと思ったのにガッカリ。

 でも、きっとるいは大丈夫。平助と和子がるいの自己肯定感を高めてくれているから、おでこの傷がへっちゃらと思える日が来るだろうし、その傷も含めてるいを受け入れてくれる人も出てくるだろう。

 宇宙人の職業が分かったところで、来年につづく。次の放送は1月3日。しばらくカムカムエヴリバディはお預け。久しぶりに朝ドラをきちんと見ているので、この空白が寂しいな。