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開成受験は父の言いなりではなく本人の意志「二月の勝者」第8話


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 黒木(柳楽優弥さん)と佐倉(井上真央さん)が島津順(羽村仁成さん)の家に入ると、テーブルは倒され、物が散乱していた。そこにいたのは順の父・弘(金子貴俊さん)だけ。弘は息子が暴れたと警察を呼び、順と母・優子(遠藤久美子さん)は家を出ていってしまったという。黒木は順のがんばりに労いのひとことをかけてあげて欲しいというが、弘は取り合わない。

 優子と順は出て行った足で塾に向かっていた。優子は黒木に夫と離婚を考えること、順の中学受験を止めようと思っていることを伝えるが、黒木は改めてお話したいと保留にする。

 保護者面談が続く日々。全員に最適な受験プランを作り、疲労がたまっている黒木はついに倒れてしまう。心配する佐倉に黒木はスーツケースをスターフィッシュに届けてほしいと頼む。佐倉は言うとおりにし、黒木のことはルトワックの灰谷(加藤シゲアキさん)に任せた。スーツケースにはひとりひとりに合った教材と手紙が入っていて、子供たちは大喜び。

 黒木は救急病院で点滴を打っただけで大事には至らなかったが、翌日の保護者面談の時間になっても来ないため、佐倉は初めて一人で対応する。合格基準点が取れないから志望校を変えたいという保護者に複数の資料を用意し、志望校を変えなくても合格できる可能性が高いことを伝える。

 順と優子は一時的に優子の実家でお世話になっているが、いずれはここを出るつもりだ。優子はパートの採用は決まったものの、とても順を開成に通わせるお金はない。順は受験を止めると黒木に報告に行った。最後に順は開成の問題の答えを思いついたと黒木に見せる。黒木は「あざやか!」と花丸をつける。

 すぐに優子も桜花にやって来た。黒木は開成には経済的に通うのが難しい子供のための奨学金制度があると伝える。優子は開成受験は弘の希望で、順はその言いなりで勉強しているだけだと思っていたが、実際はそうではなかった。順は自分の力を試すべく開成を受験したいとはっきり言う。

 順はまた桜花で開成を目指して勉強することになった。そして、オメガクラスの上杉海斗(伊藤駿太さん)も開成を目指していることを知る。二人は開成合格を神社で祈願した。

 今週はただならぬ冒頭シーンにどうなることかと思っていたけれど、順が受験勉強を続けることができて本当によかった。最初は弘主導で始まった中学受験だったが、いつの間にか順も受験勉強が好きになっていて、開成を自分の意志で受験したいと思うようになっていた。

 私が気になったのは母の優子。彼女はずっと順は弘に勉強させられてかわいそうと思っていたに違いない。順のすべてを理解しているつもりだったが、実はそうではなかった。実際に順は優子が思うよりもずっと大人で、内緒で父親に会いに行き、開成に受かったら母に謝って欲しいと言えるような子に成長していた。子供って親が思うよりもずっとたくましく育っているのかもしれない。

 父の干渉がなくなれば、順の成績も戻ってくるだろう。順が開成に合格できますように。桜花の子たちの合格発表、今からすでにドキドキ・・・「ドラゴン桜」の合格発表よりも緊張しそう。