バラエティ番組「オドオド X ハラハラ」が2023年10月19日に始まった。MCはオードリーとハライチ。プロデューサーは佐久間宣行さん。初回は2時間SPで、コーナーが次々と展開された。今回のラインナップは以下のとおり。
・芸能人言わない一言GP(やす子さん、DJ KOOさん&SAMさん、ゆうちゃみさん)
・50音順ドラマ「あいうえお芝居」(アルコ&ピース平子さん、ずん飯尾さん)
・芸能人言わない一言GP延長戦(ハライチ澤部さん)
2時間はあっという間だった。笑え笑えという圧がない、腹八分目という感じの番組だった。私はもともと若林正恭さんと岩井勇気さんの歯に衣着せぬ発言が好きなのだが、ゴールデンタイムでそれを期待するのは野暮と言うものだろう。
今回の放送のなかで、私は「ふわふわ料理店」のコーナーが一番好きだった。特に上白石萌歌さんの反抗期の話が面白かった。オードリーとハライチのMC力ってやっぱりすごいんだなあと再認識。俳優さんたちの意外な一面がこれからも聞けそうだと楽しみにしている。料理 X トークの組み合わせは「ビストロスマップ」を思い出してしまうけれど、「オドハラ」はお笑いの要素も加わるので、会話の広がりが楽しめそう。笠原将弘シェフの作った「一発で空も飛べるそば」、私も食べたかったな。
「有吉の壁」や「水曜日のダウンタウン」とは違う時間が流れている「オドハラ」。内容は全然違うんだけれど、なんだか「はねるのトびら」みたいだなあと思った。夕食後のリビングでまったり見るのにちょうどいいお笑い。
今はYouTubeでもショート動画が流行っていて、私たちは短い動画を次々に見ることに慣れてしまったけれど、短時間で複数の動画を見るよりも、ひとつの番組をじっくり見たほうが満たされた気分になるなあと思った。「オドハラ」を見終わって、次に何かを見たいという欲求は出なかった。
この秋に珠玉のお笑い番組が生まれて、私はとても幸せである。