edamameのテレビブログ

テレビ番組の感想を思いつくまま書いてます ゆるりとした時間のおともに

夏に過去問をやってはいけない「二月の勝者」第5話


スポンサードリンク

 前回はゴールデンウィーク特別講習の申し込みの話だったのに、今回はもう夏期講習。学校が夏休みなので、桜花ゼミナールでは午前中にから自習室を開放しており、多くの子供たちが勉強をしている。

 そんなとき、成績トップの島津順(羽村仁成さん)とAクラスの上杉海斗(伊藤駿太さん)が取っ組み合いのけんかを始めてしまう。理由を聞くと、海斗は順に「偏差値60以下の学校なんて学校じゃねえよ。そんなとこ目指しているなんて、マジ、ゴミだし。」と言われ、カッとなって手を出したという。黒木(柳楽優弥さん)は順には何も言わずに教室に戻し、海斗には「今度島津さんと揉め事を起こさないでください。」と指導する。

 黒木のやり方に納得の行かない佐倉(井上真央さん)だが、黒木は「上杉海斗は弱い人間ではありません。」と突っぱねる。

 海斗は双子の弟と一緒にルトワックに通っていたが、当時ルトワックの講師だった黒木が辞めさせて、桜花ゼミナールに通っている。海斗は自分は弟より成績が悪く、誰からも期待されていないと思っている。

 一方、順の父親・弘(金子貴俊さん)は教育熱心すぎるあまり、塾のやり方をよく思わず、自分で買った問題をやらせていた。でも、順は偏差値54の学校の過去問を半分も解けなかった。妻・優子(遠藤久美子さん)に怒りをぶちまける。

 次の日、順は塾に来ていなかった。塾に優子がお弁当を届けにやってきて、順がいないことが発覚、大騒ぎになる。その騒ぎを聞いた海斗は順がいる場所へ向かった。

 誰にも期待されていない海斗と、父親の期待度が過ぎる順。順はルトワックの試験でSクラスに入れなかった悔しさから、桜花で一番になろうとがんばっていると海斗に話す。また、順は海斗に「黒木先生が海斗を評価しており、いつか自分と席を並べる日が来ると言っていた」と伝える。誰からも期待されていないと思っていた海斗は驚く。お互いのバックグラウンドを話したところで、佐倉が二人を見つけ、塾へ連れて帰る。

 塾では優子が順を心配して待っていた。そこへ弘もやってくる。友達と一緒にいたという順に「馬鹿な相手をしている場合じゃないだろう」と怒る弘。順は父親に「僕の友達を馬鹿って言うな」と言い、海斗に対してΩクラスで待っていると伝える。

 来週は夏合宿の話らしい。小6の熱くて濃い夏はまだまだ続く・・・

 子供としては全く期待されていないのも期待され過ぎるのも嫌だろうなあと思う。ほどよく期待されている、という状況がベストなんだろうけれど、なかなか難しい。先週のスマホゲーム大好きパパもいかがなものかと思っていたが、今回の弘に比べたら何の問題もない人に見えてしまった。

 夏休みに過去問は買うな、まだやるな、と塾から言われていたことを懐かしく思い出す。私は従順な保護者だったので自己流で子供に何かをさせることはしなかったけれど、やっぱりこういう先走り保護者はいるんだろうなあ。そして問題が解けないことを塾のせいにするって最悪。塾の先生、お疲れさまです。

 私は本当に順と順の母・優子が心配。小学生は精神的に未熟なので、まさかの不合格というのがある。でも、ぜひとも順には第一志望の学校に合格してほしいなあ。そうでないと家族が壊れてしまいそうだから。あのモラハラ夫、職場では上司にはヘコヘコしていい顔しているんだろうなあなんて勝手に想像して、ものすごく腹を立てている。

 海斗も優秀な双子の弟と比べられて自己肯定感が低そうだ。黒木先生の言葉が救いとなって、よき人生が歩めますように。