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現実は自分で見て感じないと分からない「サムライカアサン」第5話


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 「サムライカアサン」はあっという間に第5話。城島茂さんの割烹着姿に見慣れてしまい、ふつうの服装のときの城島くんを見ると割烹着じゃないんだ~と思ってしまう現象が私のなかで起きている。

 さて、今回も2本立て。最初の「オカンのひざ」というタイトルを見て、よい子(城島茂さん)はひざが痛いのかなあ、けがしちゃう話かなあと思っていたら大違いだった。

 テスト勉強のために初めてこずえ(井頭愛海さん)の家に行ったたけし(大西風雅さん)。家にはこずえの弟・ケンジ(石坂大志さん)がいて、勉強の邪魔ばかりしてくる。姉をたけしに取られた気分になっているケンジの気持ちを理解したたけしは、自分の家に行こうと提案する。

 家にはよい子がおり、ケンジに一緒にたこ焼きを作ろうと声をかける。最初はむくれているケンジだったが、次第に打ち解けて、いつの間にかよい子のひざの上にケンジが座っていた。そしてケンジはタケシのことを姉の彼氏として受け入れてくれることに。めでたしめでたし。

 そうか、ひざというのはお母さんのひざの上に座る、ということだったのか。このドラマは忘れていた子供との懐かしい日々を思い出させてくれる。うちの子たちは親の言うことなんか聞きたくもないという年齢になってしまったけれど、親に全幅の信頼を寄せていた時期もあったなあ。

 そして2話目は「オカン三者面談」。三者面談の時期がやって来た。漫才師になるためお笑いの養成学校に行くことを決め、家族の理解も得ているタケシだったが、友達の堅実な人生設計を聞いて少し心が揺らぎ始める。

 三者面談で、タケシは担任の先生からお笑いの道は甘くないと言われてしまう。よい子にも「厳しい現実を教えてあげるのも大人の役目」と言う先生。それに対し、よい子は「現実なんて自分で見て感じないと分からんでしょうが。違いますか。」とはっきり先生に伝える。

 面談の帰り道、タケシは「先生の話は聞き流しておけばよかったのに」と言うが、自分の夢を応援し、味方でいてくれた母に感謝している。

 よい子は緊張する面談を乗り切れたのはヒョウ柄のおかげだと言い、地味なスーツの下に履いていたヒョウ柄の全身タイツをタケシに見せる。面談の緊張感から解放されたよい子はスーツを脱ぎ、岩井志麻子さんばりの全身ヒョウ柄に変身。進路を考える真面目な回なのに、最後はやっぱり面白く終わるのが「サムライカアサン」のよいところ。

 うちも子供たちが将来の進路を考えるような年齢に差し掛かって来たので、こういう話は興味深い。よい子は過保護な面もたくさんあるけれど、肝心なところは本人の意思を尊重する素敵なお母さんだと思った。よい子は「サムライカアサン」というだけあって武士のように泰然自若。その肝の据わり方を見習いたい。