先週は選挙特番でお休みだった「真犯人フラグ」。一週空いてしまったので、あの緊張した雰囲気を思い出しながら見た。こんな感じで年末年始もお休みになってしまったら、興ざめ＆脱落してしまうかもしれない。空白の期間はなるべく短めにしてくれるといいなあ。
先週のお経については一切触れられず、今回は記者会見がメインイベントだった。凌介(西島秀俊さん)の勤務先である亀田運輸には、凌介の件で苦情の電話が殺到しており、事態の収拾を図るために記者会見が行われた。
ところが、身の潔白を証明するどころか、今まで報道されていなかった冷凍死体の件についての質問が記者(阿部祐二さん)から飛び出す。予定外の質問にどう答えるか準備しておらず、凌介たちは逃げるように会場から出て行った。
記者会見は火消しの役割を果たすことはできなかった。でも、冷凍死体が図らずも明るみになったことで、子供が行方不明になっている親たちが何人も警察署にやってきていた。もし身元が判明したら事件の真相に一歩近づける可能性がある。そう思うと、冷凍死体の件が世に出たことは悪くなかったかもしれない。
今回さらに怪しさが倍増しているのは、真帆(宮沢りえさん)のママ友・朋子(桜井ユキさん)。疲れて帰宅した凌介の家にズカズカと入って食事の用意をするのはどう見ても違和感がある。料理を届けるのはカモフラージュで、実は家のなかの何かを見に部屋に侵入しているのではないだろうか。自宅の押し入れにもなにかよからぬものを隠しているみたいだし。
でももし朋子が犯人だとしたら、動機が不明。真帆＆篤斗(小林優仁さん)と朋子は子供つながりやママ友つながりで何らかのトラブルがある可能性はあるけれど、光莉(原菜乃華さん)との接点が見えない。わざわざ関係のない高校生を事件に巻き込むかなあと思ってしまう。
私がこのドラマでイチオシの阿久津刑事(渋川清彦さん)は今回はハンバーグの話をしていた。当時付き合っていた彼女は、阿久津が苦手なしいたけを克服させたいと思い、内緒でしいたけ入りのハンバーグを作ったという。しいたけ入りのハンバーグを完食し、しいたけを克服したと思いきや、今もおなかにそのときのしいたけの菌が入っているのではないかと気にしている様子。これがもしなにか事件の伏線だったら楽しいのになあ。
今回、二宮(芳根京子さん)は電話の苦情で病んでしまい退職を考えていた同僚に声をかけ、退職を思いとどまらせていた。これは大手柄。苦情の電話が殺到するなんて一時的なものだから、このタイミングで正社員の椅子を自ら手放す必要なし。
来週は凌介の部屋に突然入って来たサッカーボールについて何か分かるのかもしれない。凌介を次から次へと恐怖に陥れて犯人はなにがしたいんだろう。でも、凌介は結構鈍感なタイプなので、思ったよりも怖がられなくて実は悔しがっていたりして。
