edamameのテレビブログ

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毎週放送だったらいいのにな「ワルイコあつまれ」


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 先週のサプライズ放送から一週間。今回の「ワルイコあつまれ」は先週よりもアカデミック強めに出来上がっていた。先週は新しい地図の3人が一緒にEテレに出演しているということだけでワクワクしたが、今週はそれはごくふつうのことに感じられた。慣れと言うものは恐ろしい。

 さて、今回は「子ども記者会見」と「好きの取調室」というメインコーナー2本立て。記者会見の途中に「おとなのダンス音楽」が入る。

 「子ども記者会見」はカリスマ編集長・新谷学さんに子供たちが次々に質問をしていくコーナー。進行役が吾郎ちゃん、子供記者の一人が慎吾ちゃんだった。新谷さんは元週刊文春の編集長で、世の中の酸いも甘いも嚙み分けた百戦錬磨な雰囲気が漂うが、吾郎ちゃんの口からSMAP解散騒動の話もちょこっと出てきて、攻めた企画だなあと感心する。

 この記者会見で私が心に残ったのは、新谷さんの「世の中の役に立ちたいと気持ちを持ち続けることが大事」という言葉。新谷さんはテレビ局に就職したかったが叶わなかったそうだ。それでも編集者として成功しているのはこの気持ちがあったからだろう。思いがけず貴重な話が聞けてよかった。

 「好きの取調室」ではイグノーベル賞を受賞した西村剛准教授に剛くんが取り調べのような感じで研究について質問していた。西村教授はヘリウムガスを使って動物の鳴き声を調べている。ヘリウムガスを吸う前と吸った後で声が変われば、人間と同じような仕組みで声を出していることになるという。ワニは声が変わったので、人間と同じ仕組みということらしい。

 この先生はサルの研究をしているそうで、サルの鳴きまねがものすごく上手だった。とてもまじめな顔をしているのに声はサルそっくりというギャップが楽しい。剛くんもヘリウムガスを吸って声を出したりしていて、このコーナーは面白かった。

 前半は文系、後半は理系で、バランスよく学んだ30分だった。でも夜の7:25~という放送時間がちょっともったいなかったなあ。この時間はテレビをじっくり見られないので、もしこの時間に放送するなら先週ぐらいの軽さがちょうどよかったかもしれない。

 今日の内容なら、私としては寝る前のまったりとした時間に見たいなあと思った。落ち着いて見られる上質バラエティ。毎週見たいけれど、月一回でも季節ごとに一回でもいいので終わらないで続いて欲しい。

 そういえば、新しい地図の3人が2年連続で出演していた「笑ってはいけないシリーズ」、今年は放送休止という発表があった。であればNHKに出演するのはどうだろう。