edamameのテレビブログ

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ワクワクするイギリス発の裁縫バトル 「ソーイング・ビー4」


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 木曜日の夜にまたひとつ楽しみなテレビ番組が始まった。番組名は「ソーイング・ビー4」。Eテレで午後9時から放送されている30分番組。ひとことで言うと「イギリスの裁縫勝ち抜きバトル」。

 12名の裁縫好きが一堂に会し、与えられた課題を制限時間内に完成させていく。そこにある布やボタンなどは使いたい放題。作品が出来上がると審査員がひとつずつコメントをし順位が発表される。3つの課題が終了した時点で脱落者が出て、また次の課題が出されて・・・最終的に残った3人で決勝が行われ、チャンピオンが決定するという流れになっている。

 裁縫はそんなに興味がない私だが、これは見ていてワクワクする。最初の課題は巻きスカート。型紙は用意されているので、布選びと裁縫の技術が評価ポイントとなる。バトルに参加している人たちは年齢も性別もバラバラ。しかもみな洋服が好きなだけあって服装からしておしゃれで個性的だ。

 布を間違えて縫い合わせてやり直しをしたり、けがをして布に血を付けてしまったり、時間がなくて慌てたりといったハプニングをどう対処するかを見るのもハラハラして面白いのだが、この番組の一番の良さはバトル参加者の人生を垣間見ることができることだと思う。

 参加者は裁縫が得意だがそれを仕事にはしてないので、本業があり、家族がいる。それらが紹介されると裁縫バトルが一気にドラマチックになり、誰も脱落しないで勝ち進めればいいのにと思ってしまうぐらい、参加者に親しみがわいてくる。参加者同士も、バチバチのライバルではなく裁縫好きな同士という感じでお互いを認めているのが素晴らしい。

 また、裁縫は室内で行うものだけれど、番組にはときどきロンドンの街並みが映し出される。そんな美しい風景もこの番組の魅力だ。

 巻きスカート対決は、人の顔がデザインされている超個性的な布でスカートを作ったピーターが一位だった。白地なのに黒い糸を使ったのは技術に相当自信があるということだろう。そして縫い目は本当にきれいだった。ちょっとだけ血が付いちゃったのはご愛嬌。

 私はこの番組を副音声の英語にして、字幕(日本語)を表示させて見ていた。もし字幕がなかったらあまり理解できなかったかもしれない。イギリス英語だからか、専門用語が多いからかは分からないけれど、思ったより難しかった。次回は字幕なしで見てみようかな。チャンピオンが決まる頃には私も字幕なしでこの番組を英語で理解できるようにリスニング力をアップさせたいと思う。

 巻きスカートなら作れそう、布が売っているお店見に行こうかな・・・この番組は子どもの幼稚園バッグを作って以来10年間ミシンを触っていない私をそんな気にさせる恐ろしい番組である。