edamameのテレビブログ

テレビ番組の感想を思いつくまま書いてます ゆるりとした時間のおともに

私もはいりさんの焼いたくさやを食べたい「東京放置食堂」第3話


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 今回のゲストは竹中直人さん。15年の刑期を終えシャバに出てきた元ヤクザの親分・山中正平役だ。判決を出した裁判官の日出子(片桐はいりさん)に会いに大島へやって来た。

 正平は背中に刺青がびっしり入るコワモテだが、刑務所に入っている間に日出子から何十通もの励ましの手紙をもらい、そのお礼を言いに来たという。居酒屋・風待屋に来た正平は、焼酎の水割りを飲み、たかべの塩焼き(※たかべは夏に獲れる魚)、とこぶしのバター炒め、明日葉の天ぷら、べっ甲寿司を美味しそうに食べる。

 もうヤクザの世界からは足を洗い、大道芸人で食べていくという正平。日出子たちにバルーンアートを作ってみせるが、その出来は素人レベル。日出子はくさやを焼き、そのくささに正平はキレる。ひと悶着して、正平はくさやをたいらげる。

 日出子は酔った正平を氷室に布団を敷いて泊まらせ、翌朝、海岸に連れて行く。そこにやって来た少年に正平はバルーンアートをいくつも作るが反応はいまひとつ。「下手でごめん」と謝りながら渡した剣を見た少年は喜び、正平と一緒にチャンバラをして遊ぶ。

 その後、正平は本土に帰っていった。もし仕事がなければ大島に戻っておいで、と日出子は声をかけた。

 それから何日か経った大島の防波堤で、日出子は本を読み、渚(工藤綾乃さん)は釣りをしている。ちょっと離れたところで少年がおもちゃの剣を振り回して遊んでいた。もうバルーンアートの剣は割れちゃったのだろう。「でも(あの少年は)いつか思い出すよ、変なおじさんと遊んだこと。」と日出子は言う。

 誰かが自分のことを気にかけてくれている、これは私たちが生きていくうえで心の支えになるものだ。刑務所に入っていた正平は日出子の手紙で救われていた。そして出所してもなお日出子は正平を気にかけている。裁判官と被告人という立場を超えて、一人の人間に生きる力を与えていることは尊い

 私も風待屋に行って、はいりさんのくさやを食べたいなあ。コロナが流行り始めてからずっと心にあるモヤモヤを吹き飛ばしてくれそう。

 来週のゲストは前田敦子さん。予告のウエディングドレス姿がまぶしいよぉ。