edamameのテレビブログ

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「アタック25」が今秋終了の衝撃


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 今朝スマホでニュースをチェックしていて思わず「えっ!」と声が出てしまった。日曜日のお昼にやっている「パネルクイズアタック25」が今秋で終わる。

 「アタック25」は1975年から放送している長寿クイズ番組。たまに芸能人や局アナも出演するが、基本的には視聴者が参加する。クイズに正解しないとパネルが取れないし、クイズに答えられてもパネルの取り方が下手だと負けてしまう。クイズとパネルの取り方の両方が楽しめるので、私はこの時間に家にいれば必ず見ている番組だ。

 番組が終わる理由は若者向けの番組制作へシフトするテレビ業界の動きを受けたものだという。

 「アタック25」は中高年~高齢者向けの番組だというのか。もうその発想にがっかりしてしまう。私は物心ついたときから「アタック25」をずっと見ていたし、今でもクイズ好きの若年層は見ていると思う。私はスマホの「みんはや(みんなで早押しクイズ)」というアプリでたまに遊んでいるので、クイズが好きな若者は一定数いることは実感している。うちの中高生たちもリビングにいれば一緒に「アタック25」を見て、問題に答えている。

 今はコロナ流行という特殊な事情があって家にいる時間が増えているけれど、そもそも日曜日のお昼に家にいる若者、あるいは家にいて数あるコンテンツのなかでテレビを見たいという若者がどれぐらいいるのだろうか。昔からいる「アタック25」ファン(若年層を含む)をポイっと捨てて新しい番組を始めることで得られる視聴者はどれぐらいいるのだろう。後番組が若者向けのかる~い感じなら「アタック25」ファンは見ないだろうし、すでにテレビを見る習慣のない若者にも見られないということになる可能性が高い。

 むしろ長寿番組はそのままのスタイルで、若者もそのうち戻ってくるだろうぐらいの余裕を持っていてもいいのになあと思う。例えば「笑点」。大喜利は年寄りネタが結構あるし、高齢者がメインターゲットという感じが全面に出ているけれど、「笑点」は「有吉の壁」とか「イッテQ」と同じ並びで「Hulu」で配信されている。落語やお笑いが好きな若者ならば「いないいないアランドロン」も新鮮で面白いのではないかと思う。

 とはいっても、イチ視聴者の思いも届かずに「アタック25」は終わってしまうだろう。それならせめて児玉清さんの名場面とかパーフェクト達成のシーンなどの総集編を放送してほしい。児玉清さんの「アタックチャ~ンス!」というモノマネをした博多華丸さんが出て夢の競演が実現した回(2006年)と、ロザンの宇治原さんが参加して完敗し、相方の菅ちゃんから「ゼロ原」と言われた回(2017年)を見ることができたら番組が終わるのを受け入れられそうな気がする。