今日の午後、たまたまテレビを付けたら「HERO」を再放送していた。すでに始まっていたが、途中からでも楽しめるかなと思い見続ける。
木村拓哉さん演じる検事・久利生公平と松たか子さん演じる事務官・雨宮舞子は今日も名コンビだった。今回私が見たのは2001年に放送されたものらしい。検事が主役のドラマって珍しいなあと思って見ていたのはもう20年も前なのかという事実に愕然とするが、画面のサイズが違うのと少し画質が悪いくらいでさほど違和感なかった。女性のメイクやファッション、街の景色も今とあんまり変わらない。
「10年ひとむかし」という言葉があるけれど、20年前は全然昔という感じがなかった。昭和30年代と50年代は全然違うのに、2001年と2021年は違わない。日本はもう成熟した社会になっているということなのだろう。次の大きな変化は人の代わりにドローンが荷物を届けたり、自動運転の車が街を走るようになったりすることかなあ。10年後、そんなふうになっていたら未来都市みたいだな。
ところで、今日本はコロナウィルスの新規感染者数が激増している。そして芸能人の感染も毎日のようにニュースになっている。コロナ禍でマスクをしないで仕事をしているのは、芸能人とスポーツ選手ぐらいだろう。スポーツ選手は若いが、芸能人は結構シニアが多い。
そこでひとつ提案。思い切ってゴールデンタイムのテレビ番組は各局名作ドラマの再放送にしたらどうだろうか。そうしたら収録が少なくなるから芸能人のコロナ感染を減らすことが出来るし、視聴者も楽しいと思う。コロナ対策が甘いと言われているテレビ業界としてもきちんと対策していますよというアピールにもなるだろう。
「HERO」を見るとスカッとする。この爽快感を平日の午後に家にいる人たちだけのものにしておくのはもったいない。
