毎日のように芸能人のコロナ感染がニュースになっている。お笑い芸人、俳優、ジャニーズアイドル、霊長類最強女子・・・とジャンルもいろいろ。一般人に比べてPCR検査を積極的に受けているからなのかもしれないし、マスクなしで仕事をしているから感染リスクが高いのかもしれない。
同世代の赤江珠緒さんがコロナ感染したときは、今よりもコロナに対する不安が大きかったので、衝撃を受けたのを覚えている。入院中、小さな娘さんのお世話はどうするかという問題提起もあった。それが昨年4月のこと。
ついこの間のことのようで、すごく昔のことのような気もする。たぶんそのあたりから、テレビ番組もスタジオの密を回避すべくリモート出演などコロナ対策が取られるようになった。でも、いつの間にかその緊張感はどこへやら、マウスシールドとかアクリル板とかの簡易な対策に変更され、それとの因果関係は不明だが芸能人のコロナ感染は日々増加しているという状況だ。
もしかしたら、テレビ番組のコロナ対策は私たちの意識と同じなのかもしれない。視聴者の多くがコロナに気を付けて行動しようと思っているのなら、テレビでテキトーな対策をしているのを見て苦情を入れるだろう。あんなに大勢の人がいる室内で、マスクをしていないのは、日本国中でおそらくテレビに出ている芸能人だけではないかと思う。
私たちはもう自分がマスクをすることも、マスクをしている人を見ることにも慣れた。だから、テレビに出ている人がマスクをしていても何とも思わない。マウスシールドや効果がなさそうなアクリル板を使うぐらいなら、みんなマスクをしたほうがいいのではないか。出演者にも家族がいる。出演者がコロナにかからない万全の対策を行ってほしいと思う。