edamameのテレビブログ

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やっぱりウッチャンが好きだ~「内村光良リーダー論」


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 久しぶりに行った本屋さんでたまたま目に留まった朝日新書内村光良リーダー論」。もちろんシャイなウッチャン本人が書いた本ではない。著者の畑中翔太さんがウッチャンの仕事場でのエピソードを24人に取材して、リーダー論という形でまとめた一冊だ。

 何がきっかけかは忘れてしまったけれど、高校生のとき私はウッチャンが好きだった。金曜日の深夜にやっていたラジオの「ウッチャンナンチャンオールナイトニッポン」をよく聴いていた。人気コーナー「タコイカじゃんけん」、覚えている方がいたらうれしいな。番組の企画で作られた「裏カセット」もたぶん持っていたと思う。「夢で逢えたら」も好きだったなあ。その頃が私のなかでウッチャンのファンのピークで、それからはずーっとゆるくファンを続けている。

 今現在、ウッチャンはたくさんレギュラー番組があるけれど、私が毎週欠かさず見ているのが日曜日のお昼の「スクール革命!」、放送があればチェックしているのが「笑神様は突然に・・・」と「LIFE!」。「痛快TVスカッとジャパン」と「THE突破ファイル」は子供向けな感じがするのであまり見ていない。「麒麟がくる」を見ていたため一年間見ていなかった「世界の果てまでイッテQ!」は内容によって見ることもある。

 さて、「内村光良リーダー論」はウッチャンのファンはもちろん、リーダー的な立場にいる人は読んだほうがいい。私はあまりリーダーシップについて書かれた実用書は読んだことがないが、こんなリーダーならついてきたいと心から思えたからだ。私の上司がウッチャンのように尊敬できるリーダーだったら仕事を辞めていなかったかもしれないなあ、なんて思ったりして。

 私がこの本で一番好きなエピソードがある。「スクール革命!」では年に一回修学旅行ロケをしている。その年の行先は沖縄で、ある施設で「イルカと一緒に泳ぐ」という企画があり、ウッチャンも前々から楽しみにしていたという。ところがロケ一週間前に沖縄に台風が上陸し、施設の柵が壊れてイルカが海に出てしまい、ロケが出来なくなった。それを番組ディレクターがウッチャンに伝えたら、ウッチャンは開口一番「それでイルカは大丈夫なのか?」と聞いたという。

 楽しみにしていたロケが飛んでしまい、違う企画をやらなければならない状況でのこの発言。ウッチャンらしいなあと笑ってしまった。

 結局そのイルカがどうなったのかは記されておらず、動物好きな私は消化不良気味なのだが、それはさておき、この本を読むとずっとウッチャンのファンでいてよかったなと心底思う。 

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