今日、東京オリンピックの観客の上限が定員の50%以内で最大1万人ということが決まった。これにはIOCの関係者とか学校連携観戦プログラムで来場する子供たちは含まれていないという。
もうよっぽどのことがない限り中止はないということだろう。Yahooニュースを見ていたら、民放の五輪中継の割り当てなるものが発表されていた。
これから１か月でテレビは「東京オリンピックやったらコロナ感染拡大するんじゃね路線」から「東京オリンピックみんなで盛り上げようぜ路線」へシフトしていくだろう。注目アスリートや選手村を紹介して、オリンピック盛り上げムード一色になるんだろうなあ。そしてもしオリンピックが終わって感染者が増えたら今度は「だからオリンピックはやらなければよかったのに」という報道をするんだろうなあ。
でも忘れてはいけないのは、コロナウィルスはオリンピックの開催とは関係なく地球上に存在し続けているということ。PCR検査は完全ではないし、ワクチンを打っても抗体が出来ない人もいる。だから選手村でもしも一人もコロナ陽性者が出なかったら奇跡だと思う。陽性者が何人出ても慌てず手順に従って感染を広げないように動ける準備してほしい。
また、私たちもオリンピックやってるんだからもう大丈夫！と思ってはいけない。そしてワクチンを打てば安心して夏のレジャーや帰省を楽しめると思っているのかもしれないが、ワクチンは重症化を防ぐためのものであって、感染を防ぐものではないことを覚えておかなければいけないと思う。
東京オリンピックは終わりのあるひと夏のイベント。我々の生活は続く。オリンピックは開催地こそ東京だが、自分の暮らしとはリンクしないものだと思っておくほうが心が平和かもしれない。
