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桜木先生に出会えてよかったね、健太くん!「ドラゴン桜」#5


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 すっかり我が家の日曜日の定番となった「ドラゴン桜」。今日も分かりやすく、頭が良いが性格の悪い藤井くんと頭は悪いが東大合格を目指す4人の対立が描かれる。

 たぶん私が子供だったら「藤井くんに負けるな、東大専科」と思い、藤井くんが大学入試問題対決で負けて悔しがる様子を見て満足しただろう。でも、悪役もまだ高校生。もしこのゆがんだ性格のままだったら、東大に合格してもしなくても、あまりいい人生が待っているとは思えない。ドラマとしては敵役がいたほうが盛り上がるので、きっとこの対立路線は続くきそうだが、私は最終回では笑顔の藤井くんが見たいなあ。

 さて、専科に新しく入ってきた昆虫好きな健太くん。学校の成績は悪いのに、桜木先生が渡した昆虫のことが書かれた英語の論文を読みたい一心で勉強し始めると、ペーパーテストの点で藤井くんを上回るほどに実力がついていた。担任の先生もそれまで彼のためにいろいろ工夫をしていたけれど、学力の向上にはつながらなかった。桜木先生のおかげで彼は自身の才能に気づき、東大を目指したいと思うまでに気持ちが変化した。

 健太くんは書いてあることを読むことはとても得意だが、聞くことは苦手だ。だから、「先生の話を聞くこと」の多い学校の授業では理解をすることが難しいという。

 健太くんのようにはっきりとした発達障害でなくても、聞くことが得意ではない子はいい成績は取れず、自分は賢くないと思ってしまう。でも、聞くことは苦手でも読むことに長けている場合もあるだろう。何かがきっかけでそれに気付けば才能が開花するが、そうでなければ一生自分は賢くない人間だと思い、学びを遠ざける人生を送ることになる。

 人生は誰と出会うかによって人生が変わってしまう。必然なのかもしれないけれど、偶然かもしれない。特に10代の出会いは人生を左右する。ドラゴン桜の生徒たちが桜木先生との出会いによって、それまで予想もしていなかったキラキラした道に苦労しながら進む姿を最終回まで見守りたい。