「チコちゃんに叱られる」で稲垣吾郎さんが宣伝していた「きれいのくに」を見た。ドキュメンタリーとドラマが混ざったような斬新な作品だなあと思って見ていたら、最後に「えーーーーっ！」と思わず声を出してしまった。そう来たか。吾郎ちゃんが予告で言っていたみんなの顔が吾郎ちゃんになるという場面は今回はなかったけれど、面白かったから来週も見ることに決めた。
吉田羊さん演じる恵理は夫と一緒に旅行に行く。無邪気に旅を楽しむ夫に合わせているが、なんとなく物憂げな感じの妻。でも夫は妻のことは全く気にしていない様子。そうそう、男の人ってそういうの気が付かないんだよね、と男性あるあるに笑ってしまう。
一方、蓮佛美沙子さんは独立したばかりの美容師・佐川を演じる。夫は仕事を止めてしまい、ほとんど無職の状態。疲れて帰宅した妻が見たのは、食器があふれているシンク。洗い物をやっておいてね、とお願いしたわけじゃない。洗い物をやると夫自らが言っていたのに、それをやっていないことに腹を立てる妻。夫はキレて、手あたり次第ものを壊す。そして離婚。男の人のプライドって難しいよね、と同情する。
そして、佐川は税理士さんにお金のことを相談しようと事務所を訪れると、そこには恵理の夫がいる。２回目の面談のときに恵理の夫が結婚指輪を外していることに気が付いた佐川はそれを伝え、そのことからふたりの距離は一気に近くなってしまう・・・
これはもしや不倫ということかと思っていたら、そうではなかった。なんと、蓮佛さん演じる美容師は恵理の若い頃だった。吉田羊さんのストーリーは恵理の現在で、蓮佛さんのストーリーは恵理の過去。恵理とその夫はバツイチ同士の再婚だったのだ。
現在に戻り、恵理の誕生日の翌朝。隣で寝ている恵理の顔が突然若くなっていると驚く夫。妻の顔が吉田羊さんから蓮佛さんになってしまっていた。今週はこれでおしまい。
吾郎ちゃんは映画監督という役で、過去の恵理、現在の恵理、現在の恵理の夫にインタビューをしていた。来週の予告も？？？がいっぱいだ。
ドラマを見ながら、吉田羊さんと蓮佛美沙子さんって、顔が似ているなあ、プロデューサーはこういう顔が好みなんだなあと思って見ていた。そしたら最後に大どんでん返し。
不気味で、ぞわぞわする。どうなっていくのか全く予想ができない。一週間の始まりにどんよりしてしまうかもしれないけれど、まだ疲れていない月曜日の感受性でこのドラマを受け止めよう。
